ネットワーク上にデータを送り、どこからでも共有できるPIMソフト
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専用サーバを介して、いつでもどこからでもデータの確認や変更、共有が可能なネットワーク対応のスケジューラ。週/月単位の予定やToDoの表示、アドレス帳、日記などが管理できる。これらはWindows以外のOSや携帯端末からもアクセスすることが可能だ。多彩なフェイス(スキン)が用意されており、実用と遊び心の両方を満たしてくれるソフトだ。
「PIM-face」の特徴は、登録した件名、日付、時刻のデータをサーバに送れば、そこから他のパソコンで同期(シンクロ)できるという点。場所や時間を問わず、これらのデータを参照できる。Windows版以外にもMacintosh版が用意されているほか、ソフトがインストールされていない環境やその他のOSからも、作者ページの「@fase」からアクセスが可能だ。その上、iモードやJ-sky、EZweb用の「i-face to go!」も用意されており、携帯端末でデータを入力・閲覧することもできる。
データの登録の際には「公開レベル」を4段階(非公開/パーソナル/ビジネス/全公開)に区別し、それぞれに対応するパスワードを設定することで、スケジュールの見え方を制限することができる(全公開は3週類すべてのパスワードで閲覧可)。この公開レベルをうまく利用すれば、目的に応じた適切なパスワードを教えることによって、家族や友人との連絡や待ち合わせなどに利用することも可能だろう。なお、それぞれのスケジュールは公開レベルによって表示色が異なるため、一目でどのデータがどのレベルで登録されているか確認でき、誤って他人に見せたくないデータを見せてしまう事故を防ぐことができる。
ToDoデータは、予定を入力する際に「必ずやること!!」をチェックしておくことによって登録できる。ToDoデータは赤く表示され、スケジュール完了のチェックをするまで、いつまでも表示され続ける。
アドレス帳は、名前/ユーザID/パスワード/電話番号/住所/メールアドレス/ホームページのURL/メモなどを登録することができる。このうち、名前やユーザID、パスワード、メールアドレスなどの7項目はシンクロして共有することが可能だ。アドレス帳のその他の項目や日記は共有できないデータとして管理される。
ユニークな機能として、ユーザ登録時に自分の好みをチェックしておくと、データのシンクロ時に登録情報に基づいた最新の情報(新曲の発売日や映画の公開日、イベント情報など)が配信されるというものがある。また、ホームページで公開されている「フェイス」データで「PIM-face」の外観を変更することができる。ホームページには、現在28種類のフェイスが用意されている。その時々の気分に合わせて好みのデザインに変えてみるのも楽しいだろう。プリクラ手帳のように、友達の顔写真や気に入った画像をシールとして貼り付ける機能もある。
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視認性が非常によく、カッコいいインタフェース。Syncボタンでシンクロを開始する
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《スクリーンショット》 アドレス帳にユーザIDとパスワードを登録しておくと、その人の公開スケジュールを見ることができる
《スクリーンショット》 フェイスを交換したりシールを貼ったりして自分好みの外観に変えることも可能だ
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■PIM-face for Win 2.0
【作 者】 i-face Inc.
【対応OS】 Windows Me/2000/98/95/NT 【種 別】 フリーソフト
【作者のホームページ】 http://www.pim-point.com/index.html
【備 考】 祝日については2001年12月まで対応。また、Macintosh版も用意されている
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