ベクターソフトニュース - 1999.11.03 |
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LHaBOX -圧縮箱- Ver.1.36 build 3
ごみ箱を扱うような感覚で手軽にファイルを圧縮できるアーカイブソフト ■Windows 98/95 ■フリーソフト |
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圧縮可能な形式はLZH、自己解凍書庫、そしてCABの3種類(外部DLLとして UNLHA32.DLL のほか、CABを扱う場合は CAB32.DLL も必要)。LZH形式では一般的によく使われるlh5をはじめ、lh6、lh7といった圧縮方式に対応。自己解凍書庫はWindows用32bit、Windows用16bit、DOS用の3種類の書庫が作成できる。解凍はLZH形式のみに対応している。 操作は非常に簡単だ。圧縮であれば、圧縮したいファイルあるいはフォルダを「LHaBOX」アイコン(またはウィンドウ)にドラッグ&ドロップ。書庫ファイル名を指定し、保存すればよい。フォルダをドロップした場合は、下層ディレクトリの構造も含め、そのまま圧縮してくれる。インストール後の初期状態では、ドラッグ&ドロップされたファイル/フォルダは前回保存した書庫に追加されていく形になるが、設定によりドラッグ&ドロップごとに新規書庫を作成することや、書庫作成前にあらかじめ保存先ダイアログを表示させることももちろん可能だ。そのほか書庫作成にあたっては、短いファイル名での格納、大文字ファイル名での格納なども設定できる。書庫ファイルをドラッグ&ドロップした場合には、設定により「LHaBOX」ウィンドウを開くか、さらに書庫内書庫として格納するかのどちらかの動作を選択できる。 解凍を行うには、書庫が「LHaBOX」で開かれている状態で解凍先のフォルダ/ドライブを指定するだけでよい。書庫内の任意のファイル/フォルダのみの解凍、削除、別書庫への保存も可能だ。 そのほか、メニューからデスクトップへのショートカットの作成・削除、コンテキストメニュー「送る」への作成・削除も簡単に行える。 ●
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「圧縮箱」とはまさにぴったりなネーミングだろう。あれこれとあらためて操作を覚えることなく、Windowsのごみ箱と同じ感覚で使えるので、初心者でもすぐに馴染めそうだ。設定も細かく行えるが、とりあえずは圧縮したいファイルを放り込みさえすれば、LHZファイルができあがる。頻繁に利用するなら、「送る」に「圧縮箱」を追加しておいてもいいだろう。
自己解凍型ファイルの作成では、そのファイルを実行した際の解凍先フォルダの指定はもちろん、解凍時のウィンドウタイトルやメッセージまで指定できる点もおもしろい。 ただし、初期状態では放り込んだファイル/フォルダごとに別の書庫を作成するのではなく、次々に前回保存した書庫に追加されていく点は注意したい。 (フェムス・安藤 しょうこ)
《スクリーンショット》 デスクトップに作ったショートカットにドラッグ&ドロップ。ショートカットもメニューから簡単に作れる 《スクリーンショット》 設定メニュー。メニューの英語化も可能だ 《スクリーンショット》 自己解凍形式書庫の作成ダイアログ。解凍後の実行ファイルも指定できる 《スクリーンショット》 オリジナルメッセージを入れて作成した自己解凍型書庫ファイルを実行した際の例 【作 者】 高橋 潤 さん 【作者のホームページ】 http://www.alles.or.jp/~nekotaro/ 【動作に必要なソフト】 UNLHA32.DLL。CABを扱う場合はCAB32.DLL |
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