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ベクターソフトニュース - 1999.06.02
Earth 〜紅玉の森〜 Earth 〜紅玉の森〜 Ver.1.0.6
HyperCardを使ったファンタジーRPG
Macintosh フリーソフト
Earth 〜紅玉の森〜 の動作画面
■フィールド画面。アイテムや魔法はポップアップウィンドウを開いて選択する。まずは南へ 行こう!

HyperCardスタックを使ったファンタジー系RPG。同じ作者による「Earth 〜魔法の水晶〜」に続く第二弾。

のどかな村、サノールの外れに住む精霊魔法使いミナ・ルーンと、リクレス王国騎士団のリトス・パラディが、王の願いによって、ツェリーの森にあるという魔力を持つ紅玉を探しにいく、というのがゲームのテーマとなっている。

フィールドマップ画面と戦闘画面を交互に繰り返していくゲームシステムはRPGの王道を行くものといってよく、魔法やアイテムの数も十分用意されている。しかし、「Earth 〜紅玉の森〜」を特徴づけているのは、ゲームシステムのクォリティよりも、全体を包むほのぼのとした雰囲気だろう。モノクロウィンドウ、初期のファミコン版「ドラゴンクエスト」を彷彿とさせるようなフィールドビュー、明解でわかりやすく戦闘シーン……。少し昔を思い起こさせるようなサウンドとあいまって、なかなか楽しい仕上がりになっている。

前作に対して、今回は、戦闘相手に出現したモンスターたちのステータスを記録できる「ノート機能」の追加、BGMのMIDIからQuickTimeへの変更など、いくつかの点でパワーアップが行われている。

reviewer's EYE メインのフィールド画面は、ドラゴンクエストなどのRPGが用いている、マップを俯瞰したビューになっている。とはいえ、スーファミ版のようなクォータービューではなく、初期のファミコン版を彷彿とさせるものだ。

キー操作は、移動が【I】【J】【K】【L】、実行が【X】、キャンセルが【Z】キーになっており、慣れるまでには若干戸惑うかもしれない。もちろんカスタマイズは可能なのだが、HyperCardによる制約のために、カーソルきーやコマンドキーといった特殊キーへの割り当ては行えない。もっとも、使用キー自体は多くないので、RPG好きの人であれば、そのような若干の操作性は慣れればどうということはないかもしれない(筆者はテンキーにキーを割り振ってプレイしていた)。

HyperCardのスタックとして作られており、日本語版のHyperCard 2.2以上が動作する機種であれば、プレイすることができる。ただし、グラフィックやBGMの再生にQuickTimeが使われているため、QuickTime 2.0以降が必要となっている。また、実行にあたっては、HyperCardの使用メモリを3,500KB以上割り当てておく必要がある。環境によっては、3,500KBの割り当てでも起動時にメモリをもっと割り当てるようにといわれることがあるので、メモリは5,000KB程度にしておくのがよいだろう。

さらに、クォリティの高いサウンドを楽しみながらプレイするには、MIDIサウンドの音質が向上しているQuickTime 2.5以降が望ましい。また、使用するHyperCardも、PowerPCネイティブなHyperCard J-2.4.1 プレーヤが適している(Mac OS 8.5 CD-ROMのMac OS 特別付録フォルダに収録されている)。なお、Mac OS 8に付属のHyperCard J-2.3 プレーヤでは、視覚効果がうまく動作しないので注意してほしい。

ファンタジー系のゲームが好きな人や、かわいらしいイラストが好きな人は、一見してはいかがだろうか。きっとほのぼのとした気持ちでプレイできるはずだ。
(宮原 公文)


スクリーンショット》 戦闘画面は小気味よいサウンドとあいまって、テンポよい仕上がりになっている
スクリーンショット》 リクレス王国騎士団のリトス・パラディと、精霊魔法使いミナ・ルーン、(紹介画面より)。このようなきれいなイラストも随所に用意されている


【作 者】 はちみつ さん/NAGI さん/まっき〜 さん
【作者のホームページ】 http://www.livrer.jp/
【動作に必要なソフト】HyperCard(プレーヤ)
【補 足】 「Earth 〜魔法の水晶〜」は、作者のホームページ からダウンロードできる
ソフト作者からひとこと
こんにちは!スタック作家のマッキーです。

▼ソフト開発の動機▼

動機というか、何というか……。もともとRPGにはまり、自分で作ろうと思ったのが2〜3年前ぐらいでした。そのころはまだまだMacintosh用のRPGも少なく、作ったら広まるかなぁぐらいの不純な動機です(爆)。「Earth 〜紅玉の森〜」は、もともと開発予定がなかったんですが、「Earth 〜魔法の水晶〜」を作っているうちに、キャラに愛着が出てきて、作ってしまいました。

▼開発中に苦労した点▼

端的にいえば、ありとあらゆる点です(こら)。でも一番苦労した点といえば、メニューと戦闘画面でしょうか。とりあえず、全操作をキーボードでできるようにするために、結構悩んだ記憶があります。特に、戦闘画面はかなりの力作です。システム面では他のRPGに負けるつもりはさらさらないです(本人は(^^;))。まあ、HyperCardで作った割には、かなりのものだと思います(自画自賛)。

▼Earth 〜紅玉の森〜の特徴▼

言わずもがな、イラストでしょう。売り文句に入ってますから。あーゆー、ファンタジックなイラストが好きな方はたまらないと思います。あと、BGMもいいですよね。ご苦労さん>イラスト担当 : はちみつさん、BGM担当 : NAGIさん。ストーリーは、今回はないに等しいかと思います。システムに懲りすぎたというのが本音ですが。

▼今後のバージョンアップ予定▼

Earthシリーズの第一作、第二作と出ました。この二つに関しては、今後のバージョンアップは基本的にありません。今後は、外伝や主人公を新たにしたEarth IIシリーズを予定しています。もちろん、第三作も頭の中にはあります。まずは、外伝からですが。

いろいろ書いてきましたが、楽しんでいただければ作者冥利に尽きる!!ってとこでしょうか。

I wish you enjoy this software!!
(まっき〜)



こんにちは。おおかたの人がはじめましてでございましょう。Vectorで初めて世間の日を見た「はちみつ」でございます。

さて、今回「Earth 〜紅玉の森〜」においてイラストを手がけた動機は単にマッキーに頼まれたからです。ほかならぬマッキー、今までいろいろとお世話になった恩返しとして承諾した次第でござ。んがしかし! 承諾したのはよいものの、なかなか乗らないのねー、コレが。そんで、締め切りないのも問題やけど、あってもギリギリセーフかアウトなわけよ。んまーー、難しいのなんのって(おおげさ)。

いざ描きはじめてもうまく描こうとすればするほど、うまくいかないんだ。みんなはどう?(“みんな”ってゆーほど見てくれるかな、この記事) ま、とにもかくにもこうしてできあがったからよしとしましょう。あとは、これをみんなが見てくれたらコレ幸い、といったところですか。

今後ともどうぞよろしく。

P.S. もし私めのイラストが気に入った、もっと見たい……という方がいれば、どうぞお気軽にメールください。できることならなにかイラストお送りできればうれしいです。

I wish to see you again,soon...soon...
(はちみつ)



どうも、音楽担当のNAGIです。とりあえず難しい効果とかはなしで作ってみました。不可能なピアノパートがあったりしますが、まあマウス入力の特権ということで……。MIDIはQuickTime 3.0で作りました。実は締め切りを破ってしまって、発表時期を遅らせていたのは私です、ゴメンナサイ……。村のところで使っている音楽は、ぜひゆっくり聴いてほしいです。次回作も、おそらく私が担当すると思います。もしよろしければメールなどで感想お願いします。
(NAGI)
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フリーソフト
Earth 〜紅玉の森〜 1.0.8 ファンタジーほのぼのRPG 〜魔法の水晶〜の続編 (1,432K)




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