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ベクターソフトニュース - 1999.05.12 |
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PhotoV Ver.5.00
イメージ加工能力に優れた画像ビューア ■Windows 98/95/NT ■シェアウェア |
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イメージ処理機能は非常に豊富だ。数々の色調補正、階調補正の機能にはじまり、画像の回転や鏡面像の作成、文字入力といった処理、倍率やピクセル数を指定して、画像データの拡大・縮小なども行える。シャープや平滑化、輪郭抽出、モノクロ化、ホワイトフレーム、覆い焼きなどといったフィルタ機能、さらに、QO、FL-MASK、CP-MASKなどの画像マスク処理も可能だ。修正ペンによる画像の簡単なレタッチもできる。 画像ビューアとしては、ディレクトリごと、もしくはドラッグ&ドロップした複数の画像をサムネイルで一覧表示するといった機能がある。また、一覧表示した画像の画像形式を一括変換する機能やスライドショウの機能などもある。 そのほか、印刷機能として、予定を書き込んだオリジナルカレンダーを作成する機能や絵はがき風、プリクラ風の印刷をする機能などもある。 ●
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Ver.1.00が公開されたのが'96年。オンラインソフトとしては比較的長い歴史を持つ。今回のバージョンアップはいわゆるメジャーバージョンアップと呼べるが、Ver.4.xxからVer.5.00になることで、目玉となるような大幅な機能追加・変更をしたということではなく、偶然今回のバージョンが5.00だった、という感じだ。なんだか拍子抜けのような気もするが、これまで着実にバージョンアップを重ねてきたことの証だろう。
「PhotoV」は、画像ビューアというよりもむしろフォトレタッチソフトに近い印象を受けるソフトだ。残念なことに現在のバージョンでは修正ペンの機能が弱く、新たに絵を描き加えたりすることには向かないが、フィルタ機能が充実しており、表示した画像にさまざまな処理を施すことができるのは楽しい。元画像に別の画像を合成することもできるので、工夫次第ではかなり凝った画像を作成することも可能だろう。 完成した画像はミニプリントシールにプリクラ印刷したり、フォームを指定してカレンダーにすることもできる。遊び心を満たしてくれる機能もしっかり搭載。さらに、ディレクトリ内の画像のコントラストや明るさ、色相、彩度、画像形式などを一括して変換することもできるなど、便利な機能も多数備えている。 ただ、残念なことに、その機能の多様さゆえなのか、試用した範囲では若干動作に不安定な部分があるように感じた。また、変更した画像がある場合でも、一切の警告なしに次のファイルの読み込みを行ってしまう点や、画像サイズに合わせて無条件でウィンドウがリサイズされてしまう点、直前に操作していたファイルの履歴が取れない点などなど、筆者としてはいくつかの機能において若干不便に感じる部分があった。もっとも、気になった点はいずれも些細な部分であり、このソフトの長所を減じるようなものではない。 (秋山 俊)
《スクリーンショット》 画像をディレクトリ単位で一覧表示させて処理できる 《スクリーンショット》 好みの画像に日付や予定を追加してカレンダーとして印刷できる 《スクリーンショット》 各種用意されたフィルタ類 【作 者】 伊藤 正純 さん 【作者のホームページ】 http://www.sm.rim.or.jp/~masazumi/ 【シェアレジ作品番号】 SR004349 【補 足】 試用期間は7日間。試用期間中の機能制限は特にない |
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