その他のコンテンツ
ちょい読み!
コミック
SELECTION

arrowTOP PAGE
arrowSoftライブラリ
・
・



ベクターソフトニュース - 1999.04.14
バーチャルバトルII バーチャルバトルII Ver.1.32
対戦型3Dロボットバトルシミュレーションゲーム
Windows 98/95 フリーソフト
バーチャルバトルIIの実行画面(ロボットデータは、作者のホームページからダウンロードできるものを使用させていただいた)
■カメラ位置を浮遊させることも可能。ダイナミックなバトルシーンが楽しめる

ロボットの行動パターンをプログラムし、そのロボットたちを闘わせるという対戦型シミュレーションゲーム。プレイステーション用ゲーム「カルネージハート」シリーズ(アートディンク)や、フリーソフトの「MULTIPLY」(下村 智則 さん作)に似たシステムを持つ。

ロボットの種類には、攻撃・防御に特徴を持ち、形状の異なる2種類のタイプが用意されており、さらに三択で、操作するロボットの何を特徴として活かしたいかを設定できるようになっている。しかし、ロボットの基本性能ではさほど優劣がつかない上、攻撃方法が2種類のショットと地雷で敵にダメージを与えることと、相手を場外に押し出すことだけなので、勝敗はプログラムの優劣で決まるといっても過言ではない。

プログラムは、縦40×横25のシートにフローチャートでコマンドタイルを置いてゆくことで作成する。プログラミング上の特徴は、ロボットに1〜9までのレベルが存在し、レベルによって使える命令が変わるということ。ループやサブルーチンといった複雑な命令は、勝ち星を得てレベルが上がったロボットでなければ選択できない。

カメラ位置や、ロボットの表示方法(ワイヤフレームかシェーディングかなど)などは設定により変更できるようになっており、ダイナミックなバトルシーンが楽しめる。

reviewer's EYE 「こうなったら、こうなる。この場合はこうする」――このようなきっちりとした論理パターンと行動パターンを把握しない限り、絶対に勝利することができないゲーム。偶然性というものがほとんどないので、ほぼ100%の確率でプログラムがよくできている方が勝つ。その意味では非常にシビアなゲームといえる。

ロボットのデータがひとつのファイルとして生成されるため、プレイの基本は対戦となるだろう。個々のロボットのデータにはパスワードが設定できるので、対戦させる際に、相手に自分のプログラムを調べられることもない。よって、いかにロボットの動きを研究するかが鍵となる。このときに有用なのが、さまざまな画面表示だ。視点の変更や、ロボットや競技場をフレーム表示したりシェーディング表示したりできるので、自分のPCのパワーに合わせるだけでなく、ロボットの動きを調べるのに都合のよい方法が選択できる。これを利用し、効率のよいプログラムを考えよう。
(芹澤 亮)


スクリーンショット》 フローチャートの例。これはフィールド中央で敵に攻撃するパターン
スクリーンショット》 ワイヤフレーム表示でのバトル画面
スクリーンショット》 ロボットの動きを調べるのなら視点を真上に設定してみるとよい


【作 者】 小野 浩之 さん
【作者のホームページ】 http://www.dokidoki.ne.jp/home2/yoshieo/
【動作に必要なソフト】 DirectX 5 以降
【補 足】 4月13日現在、作者のホームページでVer.1.33が公開されている
ソフト作者からひとこと
ソフトを開発しようと思った動機、背景

ソフトウェアの目的は「フローチャート学習用ソフトウェア」ということで、ゲーム性も盛り込んだ親しみやすいプログラムを開発しようと考えていました。その結果、本人の思惑は外れて、できあがったソフトは学習用というより、完全にゲームになってしまいました。

プログラム名称は「バーチャルバトルII」に表されているように、二代目になります。初代「バーチャルバトル」を1994年7月にリリースをしてから、5年の歳月が流れての再開発でした。基本的なコンセプトはまったく変更を行わずに、インタフェースの変更程度になりました。今では似たようなゲームが多数出てきていますが、当時(1994年)には、存在していなかったように思います。

開発中に苦労した点

初代「バーチャルバトル」のソースプログラムが行方不明になっていたために、コンセプトを守るのに苦労しました。また、今回は初めてのC++、初めてのWindows、初めての3Dという、材料も何もない状態での開発だったのも苦労させられましたが、1ヵ月という長期開発でカバーしました。

このソフトの特徴は以下のようなものです。

  1. LANなどに対応させるために「排他制御」を行っている
  2. データを直接変更ができないように独自の圧縮やプロテクトを採用している
  3. 性能差のあるコンピュータで実施しても、結果が同じになるようにしている

ユーザにお勧めする使い方

とにかく学習用ということは忘れて思いっきり遊んでください。また、自分の作成したロボットを電子メールで送付して全国制覇させることもできます。

今後のバージョンアップ予定

ソフトウェアのバージョンアップは当面行いません(バグや操作性の向上はありますが)。ロボットデータは全国から集まってきているので、作者のホームページからダウンロードすれば、新たな敵と対戦できます。
(小野 浩之)
GO! DOWNLOAD
上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

フリーソフト
バーチャルバトル2 3D対戦型シュミレーション 




会社情報 | インフォメーション | はじめて利用される方へ | プライバシーポリシー | 免責事項
個人情報保護方針 | 利用者情報の外部送信について
(c) Vector HOLDINGS Inc.All Rights Reserved.