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多彩な機能を備えた、軽快で使いやすい画像ビューア&管理ソフト
Direct Picture Viewer 'Linar' for Windows Version 1.00
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動作が軽快で操作性のよい、優れた画像ビューアだ。
「Linar」ではSusie32 Plug-inが利用できるのだが、使用するPlug-inを「プラグインセット」としてグループ化し、管理できる点がユニーク。Plug-inによる誤認識・誤動作を反応を回避するためとのことだが、たしかにPlug-inを大量に組み込んでいるユーザには便利な機能だろう。 画像表示ウィンドウでの表示では、画像の拡大・縮小をする際、「通常」に加え「最近傍法」、「線形補間法」の計3種類の補間法を選択できるのはうれしい。補間処理を選択すれば表示に余計に時間はかかるものの、拡大してもギザギザの目立たないきれいな画像を得ることができる。そのほか、任意の角度での画像の回転も可能。このようにして処理した画像はBMPもしくはJPEG形式でファイルに出力できる。また、出力ファイルを壁紙に設定する機能もあり、その際に輝度や色調などの調節をすることも可能だ。 表示の同期を指定すると、情報一覧ウィンドウとサムネイル一覧ウィンドウが同期してスクロールし、画像表示ウィンドウには選択された画像が同期して表示されるのも便利だ。 256色への減色に対応していないことや、フォルダを移動するたびにファイルリストの取得とカタログの作成を行うため、CPU速度の遅いマシンやメモリの少ないマシンでは若干使いづらい点もあるが、一度使ってみると非常に使いやすく、便利な手放せないソフトとなるだろう。
(秋山 俊)
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ソフト作者からひとこと
開発に至るまでの経緯 : 日進月歩しているソフトウェア業界にあって新技術を修得するのは容易ではありません。特にルック&フィールをクールにする技術はここ数年で激変しています。 こうした技術を楽しく学習するにはどうすればよいのか? ユーザインタフェースをどう研究すればよいのか? 多くの人に受け入れられなければ意味がないので、一般ウケする何かを作ってそこから勉強しようと思い、それには画像ビューアが一番いいのではないだろうかと考えました。 開発中に苦労した点 : とにかくレスポンスを軽くすること。ユーザが何かをしようとしたとき「ちょっと待って」状態をなくすことに留意しました。 技術情報を収集すること。多くの新技術情報は英文書ですが、英語で物事を考えない日本人の私は英文と日々格闘をしていました。おかげである程度の英文は読めるようになりました(笑)。あとはフツフツと湧き上がる多機能化への欲望を抑えることです。 ユーザにお勧めする使い方 : フォルダ単位で画像ファイルをサムネイル表示するのですが、ひとつのフォルダに大量のファイルを置かないことでしょうか。サムネイルを作成している以上、メモリを結構大量に消費してしまうので、メモリスワップが起こってしまうと、とたんに動作が遅くなってしまいます。 今後のバージョンアップ予定 : 以下の機能強化を予定しています。
(s.mas)
※ この記事は、'99年2月25日に公開されました。
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