週刊ソフトニュース 99.02.04号

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KURENAIランチ

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クリップボード拡張など、多くの機能を持つボタン型ランチャ
KURENAIランチ Version 2.08

ドラッグ＆ドロップ対応のボタン型ランチャ。デスクトップの四隅に配置でき、普段は隠れている。マウスポインタが近づいたときだけ、右画面のようなランチャが現れ、任意のアプリケーションを起動することができる。

アプリケーションの登録は、登録したい枠の中にドラッグ＆ドロップするだけ。複数のページを持てるので、それぞれのページごとにアプリケーションをジャンル分けして登録できる。

KURENAIのバー左端をクリックすると、クリップボード履歴が現れ、ダブルクリックすると編集ウィンドウが現れる

左画面は付属機能のひとつ、クリップボード履歴＆編集機能。テキストのコピー/カットを行った結果が保存されており、任意の時点の履歴を呼び出して編集することができる。編集結果もまた履歴として保存されているので、いつでも呼び出し可能だ。

ほかに、タイマを使ったアプリケーションの自動実行機能やカレンダー機能など、デスクトップアクセサリとしての付加機能を持っている。

マウスポインタを右上隅に持っていくとこのカレンダーが出現する。特に特殊機能はない、普通のカレンダー

右画面は「KURENAIランチ」のもうひとつの付加機能であるカレンダー。マウスポインタをデスクトップ右上隅に移動すると出現する。見たいときだけ瞬間ワザで表示されるのがうれしい。

「使ってみてその良さがわかる」と作者のコメントにあるのだが、あちこちに小技が効いていて、なるほどと思わせる作りになっている。

最初は少しやりにくいと感じるかもしれない。例えばアイコンを登録しようとデスクトップからドラッグしても、肝心の「KURENAI」は隠れていて出てこない。これは自動的に隠れないようにするオプションを有効にすることで容易に解決できる。とりあえず初期登録が終わるまでは、常時表示モードにしておけばいいのだ。

ただ、間違って他のページに登録してしまうと、修正するのが面倒。ドラッグ操作だけではページにまたがる移動ができないため、一度削除して再登録するしかない。スタートメニューを取り込めるランチャパネルメンテ機能も付いているのだが、どうもページ間の移動はできないらしい。あとすこし、メンテナンスのことを考慮してくれるともっとよくなるはず。

（藤田洋史）

作者のホームページはこちら。

ソフト作者からひとこと

目標としたのは、ドラッグ＆ドロップが可能で、いつも消えることができるランチャでした。それから、シンプル設計で多機能（タイマ機能、タイマメッセージ機能、カレンダー機能）。Ver.1.00でそれが実現し、Ver.2.00ではクリップボード履歴機能を搭載しました。その過程でいろいろなバグと戦い勝利してきました。でも戦いはまだ終わらない。現在確認されているバグと未確認バグ、これから混入されるバグと戦いながら、今後もランチャはバージョンを重ねていくでしょう。

今後の展開としましては、Ver.2.08はかなり安定したバージョンになりましたので以下の点のバージョンアップをもくろんでおります。

クリップボード履歴機能の画像への対応
ランチャパネルのグループ機能
カレンダーの機能アップ

そういうことで、TeamKURENAIをこれからもよろしくお願いします。

（TeamKURENAI）

※ この記事は、'99年2月4日に公開されました。

「KURENAIランチ」のダウンロードページにジャンプします。ダウンロードページからソフトをダウンロードできます。ダウンロードページには、作者データページへのリンクもあります。

KURENAIランチ 2.20　タイマー、カレンダー、クリップボードビューアー内臓のランチャ　(1,060K)

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