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うにょうにょ動く“ゼリー状スクラップブック”
メモゼリー Version 1.5
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ゼリーが画面を動き回るというとデジタルペット的な愛らしさを連想してしまいがちだが、そういった愛らしさとはちょっと違うところに、このソフトの魅力はある。動きにもうすこしバリエーションがあれば、また印象も違ってくるだろう。
試用してみて気になったのは、ゼリーが動き回っている間、キー入力などのレスポンスが悪化する点だ。これはプリファレンスの設定によってゼリーを動かないようにすれば回避できるが、それではこのソフトを使う意味の何割かを捨て去ってしまうことになる。また、初期状態ではデータをドロップしたとき、自動的にメモダイアログが現れるようになっている。このとき使う環境によってはイライラする場合もあるかもしれないが、これはプリファレンスでダイアログを表示しないようにすれば問題ない。いずれにしても、CPUパワーがあればあるほど快適になるのは間違いなく、PowerMacの初期モデルあたりで使うには、ちょっと重い感じだ。 重要な機能と思われるもののうち、レジスト前には試用できない機能もある。このソフトは上述した以外にも、メモしたデータを検索する機能やパスワードを使ったデータ保護などの管理機能を持っているのだが、これらはシェアウェアのレジストを行うまで使えない。プリファレンスの中にも試用中は機能しない設定がある。もちろん、これらはドキュメントには紹介されているのだが、せっかくだから試用中のユーザにももう少し機能を見せてほしい。そうすれば、純粋なメモツールとしての実力をもっとアピールできるのではないかという気がする。
(福住 護)
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ソフト作者からひとこと
メモゼリーは、一風変わったソフトです。動作しているところを一見して、何をするソフトなのかわかる人は少ないと思います。思いついたときにすぐにメモを取りたいといった欲求から、このソフトは生まれました。ソフトを起動する時間ももったいないので、Macintosh起動中は常に実行することを前提にしました。でも、それではスティッキーズやノートパッドでもできる。メモという実用的な側面は、メモを取るときにだけ必要なのだから、それ以外のときには実用性とは正反対の側面を持たせようと思い、現在の原型ができあがりました。そして、長い間自分で使っているうちに、必要な、あるいはほしいと思った機能を追加してできたのが現在のバージョンです。 エンタテイメント性を持たせた結果、当初の「思いついたとき、すぐに」の部分が若干弱くなってしまいましたが、プリファレンス設定でメモ呼び出しときのアニメーションをオフにすることもできるので、気になる人はそうしてください(ただし、正規登録しないとこのオプションは使えませんね。(^^;) 今後、音声のダイレクト記録(録音)機能、MIDIファイルのストック機能など、機能強化を図っていくつもりです。 メモゼリーは、独自開発のM-Baseというコアアプリケーションが、ゼリーというキャラクタを演じています。ゼリーの動作は、ソフト内部のスクリプトで制御されています。キャラクタパターンとスクリプトの変更で、まったく別のキャラクタにすることが可能な内部構造を持っています。 今後、機能強化のほかに、別キャラクタのメモゼリー(“ゼリー”じゃないですけど(^^;)も、提供するかと思います。別キャラクタのメモゼリーが提供された場合も、今回のメモゼリーのユーザ登録で正規に使えますので、ぜひとも正規登録をお願いします。(^^)
(落合 徹)
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