「VueMinder Pro」は、日々の予定やタスクの確認、ノートの作成から連絡先の登録まで、仕事やプライベートでのスケジュール管理に必要な情報も一括で管理できる。
デフォルトでは「(Windowsのユーザ名)のカレンダー」という名前のカレンダーが作られているが、カレンダーは新しく作成したり、Googleカレンダー等の外部サービスから読み込んで追加できる。また、Googleカレンダーと連携する事で、一般公開されている祝日カレンダーなどの取り込みも可能だ。
主なカレンダーは、通常の「カレンダー」、タスクを登録する為の「タスクカレンダー」、ノートを登録するための「ノートカレンダー」の3種類があり、用途によって使い分けられる。「タスク」として登録したスケジュールは、「状況」を「完了」に変更するか、「進捗率」を「100%」に変更すると取り消し線が表示され、タスクが完了した事が一目で分かる。ToDoリストとして使うのに最適だ。「ノート」は他のカレンダーと異なり、期日やリマインダーを設定する事はできない。メモのように補足として使用する物と考えた方が良いだろう。
作成したスケジュールはリマインダーを設定する事で、様々な形式で通知できる。リマインダーの種類は「ウィンドウ」「付箋(ダイアログ)」等があり、中でも特に面白いのは「ウィンドウリマインダー」だ。「ウィンドウリマインダー」は、指定時刻になったら音声や動画を再生したり、指定したURLのWebサイトを開いたりできる。
今回紹介した機能以外にも、複数カレンダーのグループ化、タスクを階層化、スケジュールへのファイル添付、自動のデータ、印刷レイアウトの最適化等、細かい機能を挙げていったらキリがないほど多機能なソフトという印象だ。逆の見方をすると、スケジュールだけをシンプルに管理したい人にとっては、機能が多過ぎて、扱いにくいと感じる場合もあるだろう。
これまでのカレンダーソフトではできなかった細かい部分の設定まで自分好みに調節できるようになる為、日常生活でのスケジュール管理はもちろん、ビジネスシーンで各部署のスケジュール管理や業務の進捗管理等を効率化したい方は是非一度触ってみてほしい。
カレンダーを用紙ぴったりに収まるように印刷できる。
スケジュールをプリントアウトして机や冷蔵庫等に貼りたい場合に便利だ。