ソフトを開発しようと思った動機、背景
ソフトの使い方をWebページなどとして作成する場合、- クリックする画面のスクリーンショットを撮り、
- ボタンを強調線で囲み、
- 必要な部分のみ切り取ってファイル化し、
- 説明文を記述し、
- 説明文と画像を一体化したファイルを作成する
という、かなり面倒な作業を延々と繰り返していました。また、画像編集をやっている最中に説明の文句を度忘れすることすら、たびたびあります。
そんなとき、少なくとも「クリック位置の画像切り取って強調線で囲むこと」だけでも自動化できないかな、と考えた末にできたものが本ツールです。そのうち、クリック位置の文字を読み取り、ファイル化、リスト表示、Webページ生成、と、少しずつ機能を拡張して、現在に至っています。
開発中に苦労した点
クリック位置の画像切り取り、強調線での囲みは「ポイント位置の画像取得」、文字読み取りは「ポイント位置の文字列取得」という、そのまんまの名前のツールを以前、作成していましたので、合体させるだけで一応のものは簡単に作成できました。リッチテキスト形式やHTML形式への変換、サムネイル一覧の作成と表示は少々面倒でした。
ユーザにお勧めする使い方
人に説明する場合、操作を実際にやってみせるのが一番わかりやすい方法です。ただ、一回で覚えられればよいのですが、なかなかそうはいかず、数回繰り返すことも多々あります。そんな場合、本ツールで一回記録させておけば、何回でも再生できるので、理解していただけるかと思います。
ただ、それだけではフリー版で事足りますので、手順書・解説書の作成にも本ツールを利用していただくと、大変、助かります。
取得できる画像の枚数制限はほぼありません(15,000枚まで)ので、手順の長い解説書の作成にも利用できます。また、保存先を変更できるので、複数セットを同時に作成することも可能。もちろん、そのままでは手順書としては利用できないでしょうが、文言フォーマットやWebページのCSS定義のカスタマイズで、ある程度のものは仕上がるかと思います。お試しください。
今後のバージョンアップ予定
対応できていない機能が多々あります。
- Unicode/UTF対応:日本語、英語以外の文字(ハングル、アラビック、キリルなど)
- マルチモニタ:環境的な問題で検証も対応も未
などで、なんとか、将来は対応したいと思っています。気長にお待ちください。
(エムティ・ソフト)