テキストエディタの中にも表作成モードを備えたものはあるが、やはり表計算ソフトスタイルの方が感覚的にわかりやすい。先頭列や先頭行へのジャンプ、【Shift】キー＋カーソルキーによる複数セルの選択、ドラッグによる連続コピーといった、表計算ソフトではおなじみのキー操作を使えるのも便利だ（操作はヘルプ内にまとめられている）。

使えるフォントは等幅のものに限られるが、フォントを選択したり、文字サイズを指定したりすることも可能なので──あまりレイアウトに凝らなければ──ちょっとした文書作成には最適。行と列を固定して常に表示させることも可能で、大きな表を作成するのにも便利だし、計算を必要としない、チェックリストや一覧表の作成にも使えそうだ。

さらにCSV/TSVファイルへのエクスポートに対応しており、データベースや表計算ソフトで利用するためのデータ加工ソフトとしても利用できる。

インストール不要で、配布アーカイブを展開するだけで利用できる。実行ファイルだけで起動できるので、USBメモリに入れて持ち歩き、出先で入力作業を行うといった使い方も可能。手軽なデータ入力・整形ソフトとして、さまざまな使い道が考えられる。