簡単な操作で一気に画像をダウンロードできる、画像コレクターにはうれしいソフト。以前のバージョン(1.0.0/1.1.0)では、ダウンロード範囲を指定するオプションが言葉での説明のみだったので、いまひとつわかりにくかったが、1.2.0へのバージョンアップでイラスト入りのボタンに改められた。さらに、ボタンをマウスでポイントするとイラストが拡大表示されるので、Webのリンク構造に詳しくないごく普通のユーザでも簡単に判断できるようになった。
ダウンロード処理中はドラッグ&ドロップ用エリアがビューアとなり、進行中の画像が次々に表示される。画像をじっくり確認することはできないが、狙い通りにダウンロードが行われているかを確認するには十分だろう。
ダウンロードした画像は実行したセッションごとに自動作成されるサブフォルダに分類され、リストの横にあるボタンですぐに開けるので、終了後の確認も簡単だ。
オプションは対象画像の範囲指定のみのシンプルなものなので、実行時に迷うこともないが、保存先となる親フォルダのパス指定ぐらいはあってもよいかもしれない。逆に考えると、常に同じ場所へ保存し、インストール不要ですぐに実行できるという利点を活かし、ポータブル版ダウンローダとしてリムーバブルメディアで持ち運ぶのもアリだろう。
なお、筆者のテスト環境では、ページから1回または2回クリックで開ける画像をダウンロードのオプションを指定した場合、「画像へのリンクが見つからない」など、期待通りの結果を得られないことがあった。
(福住 護)