独自の“超解像技術”により、画像拡大時のノイズを補正し、鮮明な拡大を実現したソフト。ビットマップ画像のベクター変換なども行える。「PIXEL MASTER」は、
の三つの機能を備えた画像変換ソフト。デジタル画像処理技術のひとつで、入力信号の解像度を高めて出力信号を作る“超解像技術”を採用。画像を高解像度化できる。さらに、JPEG画像のブロックノイズ除去なども可能。同一フォルダ内の複数画像を一括処理することもできる。対応する画像形式は、読み込みがBMP/GIF/JPEG/PNG/TIFF、保存(書き込み)がBMP/JPEG/PNG。「超解像拡大」は、小さな画像を拡大したときに発生するジャギーを抑え、なめらかに拡大できる機能。拡大サイズ(倍率またはpixel数)と、画像のタイプに応じたパラメータとを指定して拡大を行う。パラメータには「風景」「植物」「動物」など、8種類のカテゴリがあらかじめ登録され、ドロップダウンリストから選択することが可能。カテゴリにはさらに「ノイズ除去判定」「エッジ強調」「エッジの軽減」「更新回数」といった詳細なパラメータがあり、個別に設定できるようになっている。ユーザオリジナルの設定を新しいカテゴリとして登録することもできる。
「ノイズ除去」は、デジタル写真の長時間露光ノイズやJPEG圧縮によるブロックノイズなど、さまざまなノイズを除去できる機能。「窓サイズ」「輝度標準偏差」「空間標準偏差」の各パラメータを使い、効果を調整できる。
「ベクター変換」は、スキャナから取り込んだ手書き文字などのビットマップデータをEPS形式に自動変換する機能。モルフォロジー技術により、ノイズの除去や穴埋めなども自動で行われる。
超解像拡大とノイズ除去は、バッチ実行により一括処理することも可能。指定フォルダ内の画像をまとめて変換できる。
そのほかにも補助的な編集機能として、画像の選択(矩形、投げ縄、多角形ツールの3種類)、トリミング、反転、90度回転、グレースケール化、ネガポジ反転などを搭載。さらに、デジカメ写真の撮影日や機種情報、絞り、シャッタースピードといった撮影情報を確認できるExifビューア機能も用意されている。