画像と音楽を使い、3ステップの簡単操作でSWF(Flash動画)形式のスライドショウを作成できるソフト。スライドショウの指定位置にテキストやクリップ(イラスト)を挿入することも可能。「Photo Flash Maker Free」は、デジカメ写真などの画像を、簡単な操作でFlash動画にできるスライドショウ作成ソフト。画像切り替え(トランジション)時の効果(エフェクト)を適用したり、BGMやテキスト、イラストを付加したりして、見栄えのするスライドショウを手軽に作成できる。読み込める画像形式はJPEG/TIFF/BMP/PNG/GIF、音楽形式はMP3/WMA/WAV。CDから楽曲をインポートして利用することも可能。切り替え効果や画像枠のテーマ(テンプレート)は豊富に用意されている。作成したスライドショウをCD/DVDに書き込んだり、フリーアルバム共有サイト「Go2album.com」にアップロードして、共有したりもできる。
使い方は簡単。ウィザードにしたがって操作すればよい。ウィザードによる操作は、
- 画像の追加
- テーマ(テンプレート)の選択
- 公開や共有の設定
の3ステップで完了する。ウィザードでは、切り替え効果はランダム、画像の表示持続時間と切り替えの作用時間は各2秒に固定されるが、いったんウィザードを閉じ、(ウィザードを使わずに)メイン画面から細かく設定することも可能。メイン画面には操作の流れに沿って、- 画像(画像の選択や切り替え効果の指定)
- テーマ(テーマとBGM(音楽)の指定)
- 作成(ファイル名の指定や書き出し)
の各タブが配置され、切り替えながら作業を進められるようになっている。テーマは、オーソドックスなスライドショウの枠型「Common」や、フォトアルバム型の「サムネール」、さらには「Sports」「Holiday & Vacation」「Business Presentation」など、7カテゴリーに分類された計100種類以上が用意されている。落ち葉や雪の結晶などの簡易アニメーションによる画像の飾り付け機能(約10種類)もある。
画像とテーマ(必要であれば画像の飾り付けも)を選択した時点で、すぐにファイル出力することも可能だが、画像を編集すれば、より豊かな表現のスライドショウに仕上げることができる。例えば、個別の画像を回転・反転させたり、切り替え効果や切り替え作用時間、表示持続時間を画像ごとに指定したりすることが可能。切り替え効果にはワイプ、フェード、ブラインド、モザイク、ストレッチなどがあり、動作方向や追加・変化色などのバリエーションを含めると、約70種類から選択・設定することが可能だ。
画像の任意位置にテキストまたはクリップ(イラスト)を挿入することもできる。テキストでは任意文字列のほか、ファイル名や拡張子、画像タイトルなどの情報を表示させることが可能。フォント/サイズや太字/イタリック/影付きなどを指定したり、文字の色やテクスチャを指定したりもできる。クリップには簡単なイラストやフレーム、飾り、吹き出しなどが用意されている
作成したスライドショウは、Flash動画(SWF)形式でファイル出力できる。出力時にはフレームレートや自動再生/ループ再生、コントロールボタンの表示、画像上のURLの有効化などを指定することが可能だ。