デジカメ写真などの画像をスライドショウで閲覧するためのソフト。自動レイアウトや見開き表示など、便利な機能を備える。「ミルノ PC フォトフレーム」はその名の通り、パソコン(PC)をデジタルフォトフレームとして使うためのソフト。実際のデジタルフォトフレームとほぼ同様の感覚で使うことができ、簡単な操作で画像を閲覧できる。自動レイアウトなどのほか、(画像以外の)メニュー/操作パネルなどを自動的に隠す機能やリピート再生機能なども搭載する。ページ切り替え時(トランジション)の効果は4種類から選択することが可能。読み込み可能な画像形式はBMP/JPEG/PNG/GIF/TIFF/ICO、Windows Media Photo(HD Photo)。
画像を閲覧するにはまず、対象の画像が含まれるフォルダを開く。これで、当該フォルダ内の画像がメイン画面に表示されるようになっている。画像の表示方法は、1段表示(表示エリアに1枚の画像)と多段表示(サムネイル)とをクリックで切り替えることが可能。1段表示にすれば、一般的な画像ビューアとして利用することができる。
メイン画面は、画像表示エリアだけのシンプルな構成(実際には、メニューバーなどのパネルが隠されている)。マウスポインタを画面上部に置くとメニューバーが、また画面下部に置くと再生パネルが表示される仕組み。再生パネル上の再生ボタンを押すことで、スライドショウが開始される。
再生パネルでは、各ページを表示する時間やページ切り替え効果などを設定することも可能。ページ切り替え効果は「オーバーラップ」「フェード」「フェード(指定色)」「スクロール」の4種類から選択できる。画像の再生では、
- 指定フォルダ内の画像を繰り返し再生するリピート再生
- 指定フォルダ内の画像が終わったら、次のフォルダを開いて再生するオートスキップ
といった機能を搭載する。全画面表示にも対応する。表示モードは、デジカメ写真などの閲覧に適した「写真モード」に加え、「見開きモード」が用意されている。見開きモードは、縦置き画像が2枚続く場合、左右に当該画像2枚を並べて表示するもの。コミックビューアとして利用することもできる。見開きモードでも縦置き画像が2枚並ばない場合は、写真モードと同様に表示される。
メイン画面左側にフォルダツリーを表示する機能もある。マウスポインタを画面左端に置くことで表示されるフォルダツリーから、開くフォルダを簡単に指定できるようになっている。そのほか、メイン画面の余白設定や配色の指定なども行える。