カードバトルと双六を混ぜたようなルールのゲーム。最大30枚のカードからなるデッキを使い、フロアを移動したり、魔物と戦ったりしながら、塔の最上階を目指す。カードと魔術を駆使して全100フロアを突破し、塔の最上階を目指す
「魔人封印伝」は、カードバトルと双六とを折衷したような、ユニークなルールのゲーム。プレイヤーは、さまざまなトラップをかいくぐって魔物と戦いながら、魔人復活を阻止するために、100階以上ある塔の最上階を目指さなくてはならない。最大5種類の魔術を使ってトラップを回避したり、GOLDを増やしたり、塔から帰還したりすることもできる。
ゲームの主人公は「アトラ」(名前と性別はゲーム開始時に変更できる)。アトラは、異世界の少女「セレティナ」に召還され、強引な説得により、この世界に恐怖と悲劇をもたらす魔人の復活を阻止するという使命を押しつけられる。魔人は「ヴェルビケスの塔」と呼ばれる建物の最上階に封印されているが、その封印は弱まりつつあり、あと1年もすれば完全に消滅してしまうという。そのため、期日までに塔の最上階にたどり着き、封印を強化してほしいというのだ……。
塔の最上階にある封印の間にたどり着くには「幻惑迷宮」「呪霧の森」「殺戮工房」「四凶之間」「吸魔宮」の五つのエリアすべてを、順番に制覇する必要がある。各エリアはそれぞれ20フロアからなり、踏破すべきフロアは計100に上る。魔人復活の日は50週後。それまでに最上階に到達するのがアトラに課せられた使命だ。
移動するたびに変わるフロア属性を上手に使い、効率よく移動して戦おう
ゲームには、最大30枚のカードで組めるデッキを使う。開始時に「召還見習デッキ」を与えられるが、新たに購入するか、セレティナから与えられるかで手持ちのカードを増やし、デッキを編集して強化したり、新たなデッキを組んだりすることもできる。組めるデッキは最大8個まで。そのうちのひとつを装備して塔に向かう。
魔術師の店で「セルオット」から魔術を教えてもらうことも可能。習得した魔術は、MPを消費して発動でき(習得すると、常時効力を発揮する魔術もある)、効力はフロアを移動するまで続く(マスを変化させるようなタイプの魔術などは除く)。習得できる魔術は五つまで。それを越えて新たな魔術を習得すると、先に習得した魔術が一つ失われる。
塔内の移動は双六のような形式で行う。各フロアには18のマスがあり、カードを使って、カードごとに定められた移動力の数だけマスを進むことができる。ゲーム画面左上に丸囲みで表示されたフロア属性と同じ属性(色)のカードを使った場合は、移動力が倍になる。移動力を上昇させる魔術も存在する。18マスを越えると、次のフロアの最初のマスに移動する。
画面左上の円内には最大魔力(MP)と現在の魔力が表示される。塔内で魔力が0になるか、カードをすべて使い切ってしまうと、探索は強制的に中断され、ペナルティとして1ヵ月(4週)が失われてしまう(普通に帰還した場合は1週が過ぎる)。
戦闘に完全勝利して魔法石を獲得し、最大MPの値をまとめて増強しよう
各フロアのマスの中にはマークが表示され、止まるとイベントが発生するものがある。発生するイベントは、魔物との遭遇と戦闘、GOLDの獲得、魔力石の獲得(最大MPアップ)、ワープ、GOLDの喪失、MPの喪失など、多数がある。
魔物に遭遇すると、1体から5体の魔物との戦闘となる。出現した魔物のカードは裏向きになっており、正体はプレイヤーがカードを出すまでわからない(先に魔物の正体を見破る魔術も存在する)。戦闘の勝敗は、双方のカードの攻撃力と耐久力の数値で決まる。最初の1体は魔物が先攻で、次の1体はプレイヤーが先攻。以降は交互に先攻と後攻が入れ替わる。ただし、先制攻撃のスキルを持っているカードの場合は、本来の先攻・後攻にかかわらず、先攻となる。
カード1体ごとの戦闘は、まず先攻側が攻撃をし、対戦相手に攻撃力の数字だけダメージを与える(カードの属性とフロア属性が一致している場合は攻撃力が倍になる)。攻撃された方はダメージの分、耐久力の数字が減少する。これにより耐久力が0になると負け。耐久力が0にならなかった場合は攻守が入れ替わる。戦闘は、勝敗が決するまで繰り返される。
1体ごとの戦闘で負けると、アトラのMPが魔物の攻撃力分だけ喪失し、勝つとGOLDを獲得できる。すべての魔物との戦闘終了後、戦績によってMPを喪失したり、獲得したりする。完全勝利すると、ボーナスとして魔法石を獲得できる。