3D空間の中でレーザーを疾走させるアクションゲーム。独特な味わいがあり、不思議な感触を楽しめる。障害物を巧みに避けながら街中を疾走する、スピード感のあるスリリングなゲーム
「くまちゃんレーザー」は、アシッドテクノのサウンドを聞きながら、3Dで描かれた街の中を疾走する“ご機嫌”なアクションゲーム。内蔵の「アシッドアルペジエーター」を使って、ドラムのパターンや音色などを変えたり、プログラムを変化させたりすることで、簡単な作曲も行える。
主人公は、平凡な“レーザー”の「くまちゃん」。大のサークル(円)好きで、今日もママの目を盗み、サークルが飛び交う街へと出かけてゆく。ゲームの目的は、赤いレーザー光線のくまちゃんを操り、サークル(六角形の円)を可能な限りくぐり続けて、得点を稼ぐこと。連続してサークルをくぐると、高得点になる。数多くの障害物を避けながら、さまざまなパターンで現れるサークルをくぐらなくてはならないスリリングな感じが、プレイヤーをゾクゾクさせる。
右手でくまちゃんを操作しながら、左手でアシッドアルペジエーターを操作しよう
操作はキーボードで行う。くまちゃんの操作に使うのはカーソルキーのみ。くまちゃんは街の道路の上を、赤いレーザー光線の状態で飛び続ける。【←】/【→】キーで進行方向の左右を変更し、【↑】で高度を下げ、【↓】で高度を上げることができる。これらの操作でくまちゃんの先端の位置を合わせ、サークルの中を通り抜けてゆく。うまく通り抜けることができると、線だけで描かれたサークルが赤いチューブ状に変わって、得点が表示される。
内蔵のアシッドアルペジエーターでサウンドを変化させるには、キーボード左下部にあるキーを使う。操作は、ドラムとプログラムの二つに大きく分けることが可能。ドラムでは、
- 【A】:ドラム音色チェンジ
- 【S】:ドラムパターンチェンジ
- 【D】:ディレイ
- 【F】:スライド
プログラムでは、- 【Z】:プログラムチェンジ
- 【X】:ランダムに音程を変化させる
- 【C】:1小節から2拍のパターンを作る
- 【V】:音程が上がっていくようにパターンを作る
- 【B】:音程が下がっていくようにパターンを作る
となっている。さまざまな障害物が、あの手この手でくまちゃんの行く手を阻む
街には、三角形や四角形をした、さまざまな障害物が登場する。例えば、黄色い線で描かれた四角形は、道路上を左右に転がり、くまちゃんの行く手を遮る。緑色の三角形には、その場に固定されているものと、上下に移動するものとがある。やっかいなのが白い足の生えた紫色の四角形。くまちゃんの進行方向に合わせ、いきなり左右に移動してくるので、直前ですばやく方向転換して切り抜けよう。
ゲームが進むと、さらにやっかいな障害物が登場する。例えば、車輪のように並んで回転しながら、接近してくる黄色い線の四角形(上記「黄色い線で描かれた四角形」の強化版)。しつこくつきまとって来る。螺旋を描くように飛んでくる白い線の二等辺三角形にも要注意。そのほかにもさまざまな障害物が登場する。
くまちゃんが障害物に接触すると、残機が1減ってしまう。残機数はゲーム開始時点で5。残機が0の状態で障害物に接触するとゲームオーバー。街中には随所に赤いハートが存在し、くぐることで残機を1増やすことができる(残機の最大数は5)。障害物とは別に「鏡のような物体にくまちゃんが当たると、くまちゃんが分裂する」といった演出も用意されている。