テキストファイルを編集する感覚で使える、自由度の高いリネームソフト。「PSSTPSST(プスプス)」は、複数のファイル/フォルダを一括リネームするためのソフト。リネームの自由度の高さが特徴で、新しい(リネーム後の)ファイル名は、個別に設定することも、文字列を付加したり、置換したりして一括で設定することもできる。置換処理などには、正規表現を利用することも可能。ディレクトリ単位でのリネームを行える。
メイン画面は、左右に大きく二分割された構成。リネーム対象のファイルが読み込まれると、左側の「現在のファイル名」に一覧表示される。ユーザは一覧を参照しながら、右側の「新しいファイル名」でリネームの設定を行う。リネーム対象はファイルおよびフォルダ。リネーム対象の指定はドラッグ&ドロップで行うことができる。ワイルドカードや正規表現でファイルを抽出したり、除外したりすることも可能だ。
「現在のファイル名」が一覧表示された状態で「Copy→」ボタンを押すと、リストが「新しいファイル名」にコピーされ、ここで新しいファイル名を編集する仕組み。上下左右にカーソルを動かし、文字列を自由に──テキストエディタで編集するように──新しいファイル名を設定してゆく。
文字列の追加、置換、Tabの挿入/消去などの一括処理機能も備える。文字列の追加では、
- 指定文字列や連番をファイルの先頭や最後に付加する
- 行頭や行末に現在のファイル名を付加する
- 行末に現在の拡張子を付加する
といった処理を行うことが可能。置換では、正規表現を利用することができる。もちろん、一括で設定したものを、さらに個別に編集することも可能だ。「新しいファイル名」の指定が終了し、「←Rename」ボタンを押すと、確認用のプレビュー画面が表示される。すでに同名ファイルが存在するなどの場合は指摘され、問題がなければ、「実行」ボタンを押すと、実際にリネーム処理が行われる。
テキストファイルやCSVファイルを「新しいファイル名」のリストとして読み込む機能も備えている。