最大999個の玉を使い、すべてのブロックを一気に消滅させよう

「パトルシューター3rd プレジャー！」は、パズルゲーム要素の強いブロック崩しゲーム。攻略がズバリと決まると、一瞬でクリアできるステージが数多く用意され、爽快感を味わうことができる。「プレジャー！」は、ステージの再構成やブロックの追加により、前作「パトルシューター3rd」を、さらに爽快にしたエディション。「パトルシューター3rd」同様、最大999個の玉を同時に使って、一気にブロックを破壊できる。用意されたステージは全部で100面。

操作は（基本的に）キーボードで行う。バーの移動にはマウスを使うことも可能（常に一定速度でしかバーを動かせないキーボードとは異なり、マウスではマウスの移動速度でバーの速度を変化させることが可能。キーボード/マウスの併用をお勧めする）。キーによるバーの左右移動は【←】/【→】で行う。一般的なブロック崩し同様、バーは左右にのみ移動する。

玉の跳ね返る方向をキー操作でコントロールできることも特徴のひとつ。【A】を押し続けたままバーで玉を受けると玉は必ず左側に飛び、【S】を押し続けたまま受けると、必ず右側に飛ぶ。

ブロックの破壊順を間違えると、クリアできなくなるステージも数多く登場

玉の発射には【Z】/【X】キーを使用する。【Z】を押すと、バーの中央から左斜め上に向かって玉が発射され、【X】を押すと右斜め上に玉が発射される。狙ったブロックに確実に玉を当てるには、この2キーの使い分けが重要。玉は、画面右端のスコアボードに表示された「残りの玉」が0になるか、「フィールドの玉数」が上限（最高999個）に達するまで何個でも発射できる。

ゲームに登場する特殊ブロックの豊富さも特徴だ。約30種類のブロックが登場するが、ブロックの性質をよく理解して利用することで、はじめてクリアできるステージも少なくない。特殊ブロックの中でも重要なのが「レーザーブロック」。レーザーブロックには縦と横の2種類がある。破壊すると、上下または左右に赤いレーザーを発射し、線上にあるすべてのブロックを破壊する（レーザーは通すが、破壊できないブロックも一部存在する）。レーザーブロックを利用すれば、障害となる邪魔なブロックを破壊できるが、反面、ステージによっては鍵となるブロックを破壊してしまい、クリアできなくなることもある。注意が必要だ。

多彩な特殊ブロックの性質を上手に利用して、効率よくステージを攻略しよう

「クリアブロック」は玉が当たった瞬間、残りブロック数にかかわらず、直ちにステージクリアとなる。「玉ブロック」には「小」「大」の2種類があり、小は当たると1個、大は大量の玉を出現させる。出現させた玉のうち、ステージクリア時まで残っていたものは、次回以降使用することができ、これにより持ち玉を増やすことができる（ゲーム開始時の持ち玉は10個。持ち玉が0になるとゲームオーバー）。

恐ろしいのが「最悪サイテーでも大丈夫かもブロック」。このブロックに玉が当たると、手持ちの玉がいくつあっても、強制的に10個にされてしまう。

「魔方陣ブロック」も重要だ。玉が当たると魔力を発動し、周囲半径4マスのすべてのブロックを破壊する。同様に「凝固ブロック」も重要。こちらは半径2マスに固いブロックを出現させる。これにより玉では破壊できないブロックを壊すことができるようになる。反面、普通に壊せるブロックやブロックの存在しないところまで固いブロックで埋めてしまうという難点がある。

「固いブロック」は、玉が当たるごとに状態が変化し、5発当たると壊れる。当たった玉を画面上のどこかにランダムにワープさせる「ハトブロック」も鍵となる。ハトブロックを利用する以外にはクリア手段のないステージもいくつか存在する。

「システムはそのままに、ステージだけを入れ替えた」と聞くと、多少難易度は変化しても、基本的には前作と同じようなゲームだと思うかもしれない。しかし実際にプレイしてみると、ゲームの印象はまったく異なる。玉が多く使えるなど、いくつかの特徴を除けばオーソドックスなブロック崩しゲームといった感じだった前作とは違い、「プレジャー！」はむしろパズルゲームといった印象のゲームに仕上がっているのが驚きだ。

ただ闇雲に玉を発射してプレイしたのでは、「プレジャー！」の真のおもしろさはわからない。どのブロックにどういう順番で玉を当てるか、それが非常に重要だ。「間違った順番でボールを当てると絶対にクリアできないが、正しく当てると瞬時にステージクリアとなる」──そうしたステージが多数用意されており、うまくクリアできたときの爽快感は堪らない。

そのため、全部で100ものステージがあるが、うまくプレイし続ければ、驚くほど短時間で全ステージをクリアすることも可能。すべての鍵となるのはステージ03。このステージを見事クリアして、あとは一気に突っ走ろう！

開発中に苦労した点
やはりステージ数です。あまりにもステージ数が多く、ステージを入れ替えるのが大変でした。また、意外にもグラフィックが大変でした。画像などの明度やカラーバランスを決定することが難しかったです。

ユーザにお勧めする使い方
「エディタモード」ももちろんですが、爽快になった「ステージモード」をプレイしてもらいたいです。ステージ01からいきなり爆弾が出現し、あっという間にクリアできます。しかし、すぐにクリアできるものばかりではありません。頭を使わないと、クリア不可能になってしまうステージも複数あります。

今後のバージョンアップ予定
ステージの改良をする機会があれば、したいと思います。