本来はタイトルバーを掴む必要がある「ウィンドウ移動」や、スクロールバーをドラッグする必要がある「スクロール」を、ウィンドウ上の任意の場所を“掴む”ことで行えるようにするソフト。「窓掴み」は、タスクバーに常駐し、あらかじめ指定した特殊キーを押しながらマウスを動かすことで、通常では行えないウィンドウの移動やスクロールの操作を実現するソフト。ウィンドウの移動では、非アクティブウィンドウを(非アクティブ状態のまま)掴んで動かせるようにもできる。マウスのボタンを利用して、マウスのみによる移動/スクロール操作を行うことも可能だ。
ウィンドウの移動は、キーボードだけの操作に割り当てることが可能。特殊キー(【Shift】/【Ctrl】/【Windows】/【Alt】。複数指定も可能)を押しながら他のキーを押下することで、アクティブウィンドウを上下左右に移動できる。通常のアルファベット/数字キーのほか、テンキーやファンクションキー、カーソルキーも利用できる。
スクロール操作では、
- マウス直下のウィンドウ(アクティブ/非アクティブ問わず)をホイールでスクロールする
- 掴んでスクロールする向きを逆にする
- 水平スクロールを有効にする
などを行えるようにしてくれる。特殊キーの代わりにマウスボタンを指定することで、マウスのみで操作することも可能。マウスボタンを押しながらウィンドウを掴んで「移動」、ホイール操作で「スクロール」を行えるようになる。
マウスで掴んで行う「ウィンドウ移動」「スクロール」は、アプリケーション別に設定することも可能。特定のアプリケーションでのみ操作を有効にしたり、除外したりといったことができる。