電車の車内に設置された電光掲示板を再現するソフト。表示内容は、ユーザが自由に編集・作成することが可能。「LED Matrix of Train」は、東日本旅客鉄道(JR東日本)のE231系電車などに搭載されている車内電光掲示板(LEDドットマトリックス)を再現したソフト。電車内で表示される旅客案内をデスクトップ上で楽しめる。実際の車内電光掲示板と同様、表示される駅名や他線の遅延情報などが時間とともに変化してゆく。
駅名や旅客案内などが記述されたCSVファイルを読み込み、記述内容を画面に表示する仕組み。起動すると「ファイルを開く」ダイアログが表示されるので、「中央・総武線【各停】(三鷹→千葉)」など、あらかじめ用意されたサンプルデータから好きなものを選択・実行すればよい。
実行すると、電車のドア上部に設置された電光掲示板風の画面が表示され、CSVファイルの内容にしたがって、駅停車時→走行時→駅進入時の順番で旅客案内が自動的に変化してゆく。【F9】キーで次の表示に進めたり、【PageUp】で前の駅に戻したり、【PageDown】で次の駅に進めたりすることも可能だ。
表示させる内容は、ユーザが自由に修正または作成することが可能。Excelなどの表計算ソフトや「Kuto Csv Editor」などのCSVエディタを利用して、CSVファイルに記述された駅名や案内を編集すればよい。配布アーカイブには詳細な「データファイルの作り方.txt」が同梱され、はじめてでも比較的簡単にデータファイルを作成できる。さらにデータファイルの記述により、インターネット上から10分ごとに運行情報を取得して、表示させることも可能だ。
画面は1段表示または2段表示。好みにより、電光掲示板画面の枠を消して、よりリアルな感じを強調することもできる。