「pittime」は、従業員の勤怠を一括管理できる“PCタイムレコーダ”。容易に導入することができ、機械式やASPタイプのタイムレコーダに比べ、ランニングコストもかからない。日付をまたがって打刻することも可能で、病院やコンビニなど、24時間の管理が必要な職種にも対応する。

出勤、退勤などの打刻は、メイン画面のユーザリストで名前をクリックするだけでよい。ユーザ名にはニックネームを使うことも可能。打刻が出勤か退勤かは、自動で判断される。ユーザそれぞれにパスワードを設定することで、なりすましの打刻も防げる。スタッフ（従業員）の登録では、住所や電話番号のほか、自由に設定できる項目が12個用意され、スタッフに関する情報もあわせて管理できるようになっている。

就業時間は曜日ごとに細かく設定することが可能。就業時間の追加は無制限に行える。定休日や振替休日、有給休暇の設定も簡単。実働時間の端数処理や、休憩時間の算出に実働時間を反映するか（しないか）などの設定も可能だ。シフトの設定は最大12パターンに対応。シフトごとに曜日別の勤務時間設定をすることもできる。月ごとのシフト表印刷機能もある。

出勤簿は3ヵ月表示。所定就労日数や出勤日数、欠勤日数、実働時間合計などをひと目で確認することが可能。締め日による表示の変更にも対応する。勤務地などによって出勤時刻が異なる場合は、データを基本勤務時間に合わせた形に調整して一括管理することも可能だ（統合データ機能）。

考えてみれば、それも当たり前の話で、出勤日数や実働時間数の集計などはパソコンソフトで一発、そこから給与計算などをしたければ、表計算ソフトに取り込んでしまえばよい。パソコンに向いていないわけがないのだった。

この「pittime」は、日付をまたいでの打刻や勤務地の設定など、小回りも利くようにできている。小規模の、しかも多様な勤務形態のある職場にとっては、待望のソフトといってよいだろう。

出勤時間が異なる多店舗または複数の部署をお持ちのユーザ様は、勤怠管理が大変ではありませんか？　「pittime」なら、統合（送信）データ作成機能とシフト機能を使って、簡単に一括管理することが可能です。また、離れた場所でのデータのやり取りはdropbox等のオンラインストレージを使って、環境設定で保存先を指定すれば簡単にできます。また、複数の店舗の「pittime」からオンラインストレージのフォルダに打刻データを保存し、そのデータを給与ソフトにインポートすることもできます。

今後はMac版も公開する予定です。これからも「pittime」をよろしくお願いいたします。