「タグランチャー」は、アイテムをキーワードタグで分類するランチャ。アイテムとして、ファイル/フォルダ、URL、メールアドレスを登録できる。アイテムの登録は、ドラッグ＆ドロップで簡単に行える。

メイン画面の表示モードは、

• アイテムをドロップダウンリストで表示する「ツールバースタイル」
• アイテムをリスト表示する「リストビュースタイル」」

アイテムをドラッグ＆ドロップすると登録フォームが表示され、キーワードタグを割り当てられるようになる。あらかじめ定義しておいたキーワードタグをアイテムに割り当てるが、ひとつのアイテムに対して複数のキーワードタグを割り当てられるのが特徴。アイテムにコメントを付けることもできる。

メイン画面にはキーワード検索ボタン（二つ）とテキスト検索窓が用意され、アイテムを検索したり、開いたりすることが可能。検索ボタンを押すと、定義済みのキーワードタグがドロップダウンリストで表示され、リストでキーワードタグを選択すると、該当するアイテムが開かれる仕組み。検索結果リストでは、該当するアイテムをすべて開くことも可能だ。二つのキーワード検索ボタンで別のキーワードタグを指定した場合は、両方を満たすものが表示される。テキスト検索では、アイテムの表示名やパス、コメントから指定文字列が検索されるようになっている。

しかし、「タグランチャー」が採用しているキーワードタグによる分類だと、ひとつのアイテムを複数のグループに所属させることができる。グループ化の自由度が高まるというか、融通の利く使い方が可能になる。例えば、作業ごとにキーワードタグを用意しておき、その作業に使うアプリケーションやファイルにタグを割り当てておけば、必要なファイルをすぐに用意することができる。同じタグを持つファイルをまとめて開く機能もあるので、便利に使える。

2種類の表示モードを持ち、それぞれにコンパクトモードがあるのもうれしいところ。特にコンパクトモードは邪魔になることもなく、なかなか使いやすい。細かな部分はさらに手が入れられることと思うが、今後も楽しみなソフトだ。

ユーザにお勧めする使い方
とりあえずもう一度見つけたいと思うデータを見つけ次第、登録されることをお勧めします。タグを作成するのはある程度計画的な方がよいと思います。複数のタグやタグフォルダを割り当てることができるので、フォルダごとに分類するよりも見つけやすくなるとは思います。何らかのプロジェクトごとにタグを割り当てておくのもお勧めです。

検索結果に対して「すべて開く」ボタンを付けましたので、作業環境を復活することも容易にできるかと思います。細かくタグを分けすぎ、どこに登録したかわからなくなった場合でも、タグフォルダでスーパーキーワード検索もできますので、見つけられるかと思います。

今後のバージョンアップ予定
バグの除去と使いやすいように改良は考えたいと思います。ビジュアル面も考えたいと思います。