文字や図形を自由に書き込むことができる、レイアウトフリーの文書作成ソフト。ビットマップ画像をクリップボード経由やドラッグ&ドロップで貼り付けることも可能。「ユニライター2010」は、自由な位置にオブジェクトを配置して印刷できるソフト。ビジネスグラフィックソフトをシンプルにしたようなイメージのソフトで、“型にとらわれずに”文書を作成・印刷することが可能。編集エリアのサイズはプリンタの用紙設定と連動し、出力する用紙に直接レイアウトするような感覚で編集できる。
主な操作はツールバーおよびコンテキスト(右クリック)メニューから行う。メニューバーには「ファイル」だけが配置され、ファイルの保存やプリンタの設定、印刷などの操作を行える。「編集」や書式設定関連の項目はなく、一般的なアプリケーションのメニュー構成とは異なる、ユニークなインタフェースが採用されている。ツールバーには、保存や印刷といった「ファイル」メニューと共通する項目に加え、文字の装飾やフォントの指定などのツールボタンが並ぶ。文字入力や図形描画などの操作は、コンテキストメニューから行う。
ファイルを新規作成すると、文字編集用の小さなウィンドウが表示される。このウィンドウに入力した文字が、その場で編集エリアに反映される仕組み。入力済みのテキストを編集する場合もこのウィンドウで行う。文字は横書き/縦書きを切り替えることが可能。フォントや文字サイズ、文字色を指定することもできる。
直線、矢印、四角形、楕円などの図形描画機能もあり、線の色や太さを指定したり、中を塗りつぶしたりする(色は輪郭線と同色)ことが可能。さらに、クリップボード経由でビットマップ画像を貼り付けたり、BMP形式の画像をドラッグ&ドロップで貼り付けたりすることもできる。
貼り付けた画像は、枠の部分をドラッグしてサイズを変更したり、コンテキストメニューから元のサイズに戻したりすることが可能。画像をページの下絵(背景画像)にしたり、下絵に設定した画像を取り除いたりすることもできる。