ハードディスク/パーティションのバックアップ/復元も可能になった総合パーティション管理ソフト。パーティション操作時の万が一の事態にも備えられる。「PowerX Partition Manager」は、パーティションの新規作成やサイズ変更を行うためのソフト。ファイルシステムに関する問題点をチェックしたり、削除してしまったパーティションを復元したりすることもできる。付属の「PowerX Boot Manager」で、複数のOSを切り替えて使うことも可能。新バージョン「11 Pro」では、イメージングによるバックアップ/復元機能が搭載されたほか、Windows 7や64bit OSへの対応も図られた。GPT(GUID Partition Table)ドライブにも対応した。さらに、USBメモリからリカバリー環境を起動できるようにもなるなど、数多くの機能追加・強化が行われた。
ウィザード呼び出し機能「エクスプレスランチャー」も「11 Pro」で新たに追加されたもの。画面上には「パーティション操作」「コピー操作」「バックアップと復元」といった項目が並び、基本的な機能をすばやく呼び出して利用できる。操作はウィザードに従って行えばよく、はじめてでも戸惑うことはない。
メイン画面は、従来からのデザインが踏襲されたもの。ハードディスク(物理ドライブ)ごとのパーティション構成やセクタ数、使用しているファイルシステムなどの情報が表示され、ウィザードを起動して、パーティションの管理を行えるようになっている。
「ウィザード」メニューからは、パーティションの作成のほか、フォーマット、削除、復元、結合、空き領域の再配置、バックアップ、復元、コピーなどを行うことが可能。ウィザードによる設定が完了しても、即座に処理が行われるわけではなく、いったん保留される。この段階で実際に適用するか、破棄するかを選ぶことができる。
「パーティション」メニューからは、ウィザードを使わずにパーティションの作成や削除を行うことが可能。パーティションのサイズや位置の移動、ファイルシステムの変換、ドライブ文字の割り当て、クラスタサイズやボリュームラベルの変更といった操作も行える。
そのほかにも、
- MBR(マスターブートレコード)の更新
- パーティションテーブルの変更
- ダイナミックディスクからベーシックディスクへの変換
- ファイルの転送
などを行える。