ソフトを開発しようと思った動機、背景
OSの入れ直しを頻繁に行っていた時期があり、慣れてしまうとシステムファイルのバックアップは無駄なような気がして、「自分の作成したファイルだけバックアップすればよい」と考えはじめました。そこでいろいろなバックアップソフトを試しましたが、どれもシステム復元が中心なため、しっくり来ません。それと自動バックアップの機能がタイマ式のものがほとんどで、僕のイメージする自動とは意味合いが違っていました。そのため「常駐型の軽い、本当の自動バックアップソフトがほしい」と思ったのが動機です。開発中に苦労した点
バックアップソフトということで、考えれば考えるほど「安全」について定義が曖昧であることに気づき、いろいろな技術を探しては試しました。また、.NET Frameworkに依存していますが、どうしても解決できない問題(ロングファイル名対応など)があり、根幹のロジックはWin32 APIを活用し、一から作っています。おかげでMSDN(マイクロソフト開発者用ライブラリ)の英語版がだいぶ読めるようになりました。ただ、ロジックについては満足できておらず、今後も改善を続けてゆきます。
ユーザにお勧めする使い方
「システムのバックアップは不要」と割り切ると、見えてくることがあります。例えば、本当に不要かというとそうではなく、お気に入りやメールアカウントなどは大切です。そうしたファイルも個別でなら設定に追加することができますので、少しずつ自分の使用方法に合ったバックアップを構築してほしいです。そうして完成させた設定と、自動バックアップ・世代管理機能とを折り合わせることで、かなり自由度の高いバックアップになると思います。
あと、これは「おまけ」ですが、タスクトレイのアイコンはオリジナルに設定できるので、ぜひ作って遊んでほしいです。僕もはじめて20枚ほどアイコンを適当に作って動かしたときは、思わず笑ってしまいました(ちょっとレトロな感じがよいです)。
今後のバージョンアップ予定
機能拡大をせずに「世代管理強化」「ログ改善」「ロジック軽量化・改善」などを企んでいます(リリース日未定)。「改善要望」や「不具合報告」「わからないこと」をホームページ掲示板「小文房具の広場」やメールでいつでも受け付けています。できるだけ反映しますので、報告をお待ちしています(24時間以内に返信しています)。
(LittleStationery)