勝ち抜き戦形式のバトルゲーム。スキルを組み合わせて、コンピュータが操る敵と戦う。50種類以上のスキルによる多彩な攻防が楽しい
「クラインポットの迷宮」は、10個のコマンドスキルを駆使して敵と戦う、ステージクリア型の勝ち抜きバトルゲーム。セット内のスキルを上手に組み合わせてコンボを決め、コンピュータが操る敵キャラに勝利することが目的。勝つことで新たなコマンドスキルを手に入れることができるほか、次のステージへの挑戦権も獲得でき、より強力な敵と戦えるようになる。対戦相手に応じてスキルセットを組み替え、相手の弱点を突くコンボを発動させて、バトルに勝利しよう。
ゲームの特徴は、豊富なコマンドスキルを駆使することで、多彩な戦術を展開しながら敵と戦えること。用意されたコマンドスキルは50種類以上。コマンドスキルには、効果をイメージ化したイラストと簡単な説明とが付く。プレイヤーは手持ちのスキルの中から10個を選び、バトルに使うセットを組んでゆく。
コマンドスキルには、敵にダメージを与え、敵のライフ値を減少させる攻撃系のものが多いが、それ以外にもさまざまなスキルが用意されている。例えば、「電撃無効」「火炎無効」など、敵の特定の属性攻撃を無効にする防御系のスキルや、「ファイアブラスト」「イビル・ワーム」など、攻撃とともに敵のスキルを別のスキルに書き換えてしまうものもある。
「サンシャイン」「スターピース」などといった、自分のライフ値を増やす回復系のスキルも当然、用意されている。AP値が尽きるまで連続発動できる「サンダー」や「スターピース」と、AP値を増やせる「ムーンライト」との組み合わせは、上手に使えば、かなり効果的。敵のAP値を減らせる「隕石」といったスキルもある。
通常スキルとオート・アビリティをバランスよく組み合わせてセットを組もう
コマンドスキルは、
- 自分のターンのときに、プレイヤーの指定で発動する「通常スキル」
- 条件が揃ったときに自動的に発動する「オート・アビリティー」
に大別される。通常スキルには、個別に使用回数(AP値)が設定され、0になるとスキルを使えなくなる。また、すべての通常スキルがいつでも自由に使えるわけではない。スキルによっては、偶数ターンまたは奇数ターンにのみ使えたり、自分のライフ値が相手より低い場合にのみ使用できたりといった制限が存在する。「オート・アビリティー」は、プレイヤーが操作することはできないが、その代わりにAP値が存在せず、条件さえ満たせば自動的に何度でも発動する。オート・アビリティがどれほど発動しても、自分のターンでの通常スキルの使用には影響しない(1ターンで複数のスキルを発動でき、お得だ)。ただし、スキルセットをオート・アビリティばかりで固めると、敵のスキルの構成次第では手詰まりになってしまうこともある。
攻撃系スキルの中には、敵のライフ値を減らすだけでなく、「追加効果」を発動するものもある。例えば、「隕石」は相手に与えるダメージは4と攻撃力は低いが、「魔力漏洩」の追加効果があり、敵スキルのAP値を1減らしてくれる。「ムーンライト」を持たない敵には大きな効果がある。そのほかにも、例えば「怪魚」の「火炎封印」のように、敵の特定スキルを1ターンの間使用不可能にする「封印」という追加効果を持つスキルもある。
スキルを充実させ、対戦相手に応じた最適なスキルセットを組んで勝負に挑もう
ルールはシンプルだ。ゲームはターン制で、対戦ごとに先攻と後攻がランダムに決定される。ゲーム開始時点でのライフ値は、双方ともに100。自分のターンにコマンドスキルをひとつ選んで発動させ、自分のライフ値が0になる前に相手のライフ値を0にすることができれば勝利となる。
ターン数に制限はない。しかし、使用回数に従って威力が増す「火炎弾」や、経過ターン数に応じて威力の増す「イチモクレン」といったスキルもあり、敵がこうしたスキルを持っている場合には、あまり長引かせないようにした方がよい。勝利条件はあくまでも「どちらかのライフ値が0になる」ことなので、一方が攻撃手段を失って手詰まりとなってしまった場合でも、そのままバトルは継続する。
プレイヤーの手持ちコマンドスキルは、ゲーム開始時点では10種類ちょうどだが、戦いに勝利することで、ランダムに新たなコマンドスキルを入手することができる。セレクト画面で「スキルセットアップ」を選択することで、入手したスキルを交えた新たなセットに組み直すことが可能。スキル書き換え系やスキル破壊系のスキルは、スキルリストの一段目や十段目など、スキルの並び順に従って効果を発揮する。重要なスキルを守るためには、スキルの並び順を調節することも大切だ。