宇宙を舞台にした“ほんわか系”宇宙物資輸送アクションパズルゲーム。星の万有引力を考慮しながら、大砲から物資を発射して、目的地まで到達させることが目的。星の引力をうまく利用しながら、物資を目的の宇宙コロニーに届けよう
「Orihalconb」は、万有引力をテーマにした“ほんわか系”アクションパズルゲーム。星の引力を上手に利用しながら、宇宙鉱物「オリハルコンブ」を宇宙コロニーまで届けることがゲームの目的。物資輸送のほか、「宇宙空間に存在するコインを全部回収する」という目標にチャレンジすることも可能。ゲームオーバーはなく、自分のペースでゆっくりとプレイできる。老若男女を問わず、誰もが楽しめる。
プレイヤーが演じるのは、宇宙で物資輸送の仕事をする「Jacob」。陽気で軽口の好きな、ちょっと軽めに見えるキャラクタだが、その実、輸送の選抜試験を優秀な成績で突破している。自分の仕事と腕に誇りを持ち、ただ物資を送り届ければよいというのではなく、「可能な限り理想に近いルートで届けたい」と思っている職人気質の人間だ。
Jacobの任務は、宇宙生活で必要な物質「オリハルコンブ」を宇宙コロニーまで送り届けること。輸送方法は「物資輸送用無反動大砲を使い、オリハルコンブを打ち出して届ける」というユニークなもの。しかし、宇宙空間には何もないわけではない。宇宙コロニーの近くにはほとんどの場合、ほかの星があり、発射されたオリハルコンブはそれらの星の引力に引かれて軌道を変えてしまう。しかも輸送用の大砲は、発射の方向を変えることができるだけで、発射時の勢いなどは調整することができない。その条件のもと、方向を調節するだけで(時には補助アイテムを使用して物資を加速することで)何とかして物資を目的の星まで到着させればよい。
失敗してもマウスを右クリックするだけで、何度でもやり直すことができる
ゲームフィールド内には物資輸送用無反動大砲が1門設置されている。そこから離れた場所に、緑の円で描かれた(物資を求める)宇宙コロニーがある。無反動大砲からオリハルコンブを発射し、宇宙コロニーに届かせることができればステージクリアだ。
障害物が何もなければ、大砲から発射された物資は真っ直ぐに飛び、目的地に到達する。ただし、周囲に巨大な質量を持つ星が存在すれば話は別。発射された物資は星の万有引力に引き寄せられて軌道を曲げられ、星の表面まで落下してしまう。通常であればここで終わりだが、「Orihalconb」では、星とぶつかった物資は、勢いに応じて跳ね返る。この性質を利用して障害物の星を越えさせ、物資を宇宙コロニーまで到達させることがゲームの基本だ。
操作はマウスで行う。マウスを動かすことで、大砲の向きを360度回転させることができる。向きが定まったら左クリックし、大砲に装填されている物資を発射する──プレイヤーが大砲に対して行える操作はこれだけ。大砲の位置を移動させたり、発射速度などを調節したりすることはできない。発射した物資が想定していたコースを取らず、目的地に到達しなかった場合は、マウスの右クリックで回収することが可能。このため、「Orihalconb」にはゲームオーバーというものが存在しない。成功するまで試行錯誤しながら、何度でもチャレンジできるようになっている。
2種類の補助アイテムを活用し、無衝突クリアとコインの全回収を目指そう
ステージによっては、補助アイテムも登場する。オリハルコンブと同様、大砲に装填して発射するアイテムで、発射後の軌道もオリハルコンブと同じ。ただし、オリハルコンブではないので、当然のことながら、宇宙コロニーに到達させてもステージクリアにはならない。補助アイテムはそれぞれ特有の機能を持つ。発射後、再度マウスボタンを左クリックすると、機能を発動させられる。失敗時の右クリックによる回収も可能だ。
ゲームに登場する補助アイテムは「加速器」「蒐集器」の2種類。「加速器」は、発動させると、その場で小さな円形の加速エリアを展開する。エリアを通過した物資を加速させる性質があり、通常であれば星の表面まで落下するコースでも、直進させることができるようになる。
「蒐集器」はコインコレクター。ゲームの舞台となる宇宙空間には、なぜか万有引力の影響を受けないコインが散らばっている。コインは、オリハルコンブや補助アイテムをぶつけることで回収することが可能(回収してもステージクリアには関係ないが、Jacobは達成感が得られるからと、コインを集めるのが好きだ)。蒐集器はコイン集めに特化した補助アイテムで、発動させると蒐集エリアを展開し、範囲内にあるコインを回収したのち、消滅する。ゲームに慣れて余裕ができたら、ぜひコイン集めにもチャレンジしてみよう。