仲間やサーバントに助けられながら、サマナーの卵が塔の頂上を目指す2DタイプのダンジョンRPG。やさしい母や気の置けない友人、そして魔王(!?)の協力を得て、少女は旅に出る
「Little Summoner」は、見習いサマナー(召喚士)の少女「セーラ」が、「ラケシスの塔」と呼ばれる巨大なダンジョンを攻略してゆく物語。人気のファンタジーRPG「フェルメールの冒険R」の作者・しろくまさんによる2DタイプのダンジョンRPGだ。
時は古代王国時代。天空に浮かぶ小国「モイライ王国」には、一つの城と一つの街、そして一つのだけが存在していた。モイライ王国唯一の街「アトロポス」で暮らすセーラは、かつて魔王を討伐した名高い勇者の父と、人々から尊敬を集める学者の母を持つ、ごく平凡な少女。見習いサマナーのセーラはある日、母親から「ラケシスの塔へ行き、サマナーの能力を磨きなさい」と助言される。ラケシスの塔の頂上には天使「メルキセデク」がおり、どのような願い事でも一つだけ叶えてくれるといわれていた。
高名な勇者であった父を10年前に流行り病で亡くしていたセーラは、天使に「父親を生き返らせてほしい」と頼むため、ラケシスの塔の頂上を目指す。さまざまな面でサポートしてくれる妖精の「ロッティ」、モイライ王国騎士団に所属する女性騎士で、セーラの親友「イシュタル」、そしてサーバントの「フリュー」とともに、大好きな父を蘇らせるため、セーラはラケシスの塔へと向かう。
事前準備を怠らずに! モンスターとの戦闘では属性攻撃を駆使しよう
ラケシスの塔は6階層に分かれている。塔の内部に入ると、まるで外の世界のような緑あふれる空間が目の前に広がる。主人公は1階ずつ塔を上り、モンスターを倒しながら、6層からなる巨大なダンジョンを攻略してゆくことになる。
ダンジョンに乗り込む前に必要なのが事前準備。準備はすべてアトロポスの街で行う。街の中央には「冒険者支援機構」と呼ばれる施設がある。支援機構で冒険者カードを発行してもらうと、ダンジョンへ入れるようになる。この場所には、冒険者をサポートしてくれる施設があるだけでなく、冒険初心者へのアドバイスも行われる。ダンジョンに向かう前には必ず立ち寄り、NPCから話を聞いておきたい。
冒険者支援機構のほかにも、「道具屋」「お菓子工房」「魔王サマのアトリエ」といった重要な施設がある。「道具屋」は、セーラやイシュタルの友人である「アーメンガード」が営む店。HPを回復する「ルッコラ草」や、状態異常を回復する「ラパン草」などが売られている。「お菓子工房」では、SP回復薬「マジカルキャンディ」や「マジカルチョコ」を買うことができる。さらに「魔王サマのアトリエ」では、アイテムとアイテムとを組み合わせて新たなアイテムを作り出す「合成」を行える。
冒険の準備が整ったら、いよいよダンジョンに乗り込む。ラケシスの塔のエントランスでは、回復やセーブを行える(ダンジョン内では基本的にセーブができない)。一度ダンジョンに入ると、簡単には塔から出ることができないため、入る前に必ず回復&セーブをしておくことをお勧めする。
ダンジョン内のモンスターとの戦闘は、基本的にシンボルエンカウントバトル。敵シンボルに接触すると、戦闘がはじまる。戦闘では「バトル」「エスケイプ」「突撃!」「召喚」からコマンドを選択する。「バトル」は手動、「突撃!」は自動での攻撃。まだ戦闘に慣れないうちは「突撃!」を選び、オート戦闘で乗り切るのもひとつの手だ。
戦闘の際に必要となる武器や防具は、ダンジョン内の宝箱などで手に入れられる。武器や防具を装備する際にはEPが必要。各キャラの最大EPは、レベルが上がるごとに上昇する。強力な武器・防具を装備するには、レベルを上げなければならない。
攻撃は物理攻撃の「アタック!」とスキル攻撃の「スキル」の2種類。戦闘の際に重要となるのが、属性を持つスキル攻撃だ。この世界の属性は「物理」「炎」「氷」「雷」「風」「光」「闇」「万能」の8種類がある。各キャラは、「物理」「万能」以外の属性に対して耐性や弱点を持っている。弱点を突いた属性攻撃を行うと、より大きなダメージを与えることが可能。例えば、氷属性のサーバント「テオドラ」の弱点属性は「炎」で、フリューのスキル「火の玉」が有効。敵の弱点は、セーラのスキル「アナライザー」で見抜くことができる。
最後の「召喚」では、サーバントを最大2体まで召喚することが可能。最初はフリューのみのサーバントも、ゲーム内イベントを体験することで、増やすことができる。サーバントの交代はターンにかかわらず、いつでも行える。敵の属性に合わせて交代させよう。