パソコンのサウンドの音量をマウスホイールの回転やホットキーで簡単に調整できるソフト。「Tray Volume」は、タスクトレイに常駐してサウンドの音量を監視・調整するソフト。タスクトレイアイコンやタスクバー上でのマウスホイールの回転、ホットキーなどの操作で、すばやく思い通りの音量にすることができる。
ソフトを起動すると、システムの「音量」アイコンによく似たアイコンがタスクトレイに常駐する。アイコンのマウスオーバーで音量がバルーンヒント(ツールチップ)に表示されるほか、メニューからボリュームコントロールやオーディオプロパティを呼び出すことも可能。システムの「音量」アイコンと同様の使い方ができる。
「Tray Volume」独自の機能で最大の特徴が「マウスオーバーの状態でマウスホイールを回転させると、音量を増減できる」こと。上に回転させると音量が上がり、下に回転させると音量が下がる。増減幅はユーザが設定できるようになっている。音量が変化したときにバルーンヒントや音声で通知させることも可能だ。
タスクトレイアイコンの代わりに、タスクバー上の回転で音量調整を行うことも可能。デスクトップ上や画面(デスクトップ)隅でも同様の操作をしたり、あるいは任意の認識キーを押した場合に有効にしたりといった設定も可能だ。
ホイールの回転以外にも、マウスのクリック/ダブルクリック/右クリック/ホイールクイックに、ボリュームコントロールの表示やサウンドプロパティの表示、メニュー表示、音量バー表示などの機能を割り当てることが可能。さらに、最大10個の外部ツールを登録でき、登録済みのツールを起動することもできる。
マウスだけでなく、キーボードから操作することも可能。10種類の音量をあらかじめ設定しておけるようになっており、各音量にホットキーを割り当てられる。例えば「音量1」を10%と設定し、【Ctrl】+【Shift】+【1】などに割り当てておけば、ホットキーの押下で音量の変更を行えるようになる。マウス操作と同様、音量増減以外の機能もホットキーで実行することができる。
アイコンはスキンに対応し、アイコンそのものに音量を表示させることが可能。わざわざマウスオーバーしなくても、現在の音量を知ることができる。