マウスホイールによるスクロールに対応していないアプリケーションでも、スクロール操作を行えるようにしてくれるソフト。「ZWheel」は、マウスホイールの機能を拡張するユーティリティ。未対応のアプリケーション上でもホイールによるスクロール操作を可能にするほか、非アクティブウィンドウをスクロールさせることも可能。「てぶらスクロール」やランチャなどの機能を備える。
「ZWheel」を利用することで、ホイールの回転またはホイールボタンのクリックで実現できるようになるのは、
- 縦方向スクロール
- 横方向スクロール
- ページ単位縦方向スクロール
- ページ単位横方向スクロール
- てぶらスクロール
- ランチャウィンドウの表示
の各操作。横方向スクロールやページ単位スクロールは、ホイールの回転と【Shift】/【Ctrl】キーとの組み合わせで行う。チルトホイールマウスにも対応し、スクロール方向を反転したり、スクロール行数を設定したりすることも可能。「てぶらスクロール」「ランチャウィンドウの表示」で利用するホイールボタンは、マウスの拡張ボタンに置き換えることもできる。スクロールには、
- 元のアプリケーション特有の動作を行う「標準」
- 「ZWheel」独自の動作を行う「特殊」
- 「標準」と「特殊」とを自動判別する「自動」
の3モードがあり、アプリケーションウィンドウごとに設定できるようになっている。「てぶらスクロール」は、ウィンドウ上に表示させたスクロールアイコンの位置を基準に、四方向へのスクロールを可能にする機能。最小のマウス移動で画面をスクロールできる。
ランチャ機能はボタン型。1ページに最大81アイテムを登録でき、32ページまでを設定することが可能。初期状態では、1ページ目にWindows標準のアクセサリ(7種類)、2ページ目にコントロールパネル、3ページ目に拡張プラグインが登録されている。登録内容は、ユーザが自由に変更することが可能だ。
通常、スクロールはアクティブウィンドウの上にマウスカーソルがある場合に有効になるが、「ZWheel」ではアクティブ/非アクティブに関わらず、マウスカーソルがあるウィンドウをスクロールさせることができる。