京の町を舞台にした時代劇風の剣客アドベンチャーRPG。治安維持部隊「蒼龍隊」に所属する女性剣士となり、得体の知れない化け物と戦いを繰り広げる。京都の町を化け物から守るため、剣を片手に頑張ります!
「白狼恋歌〜蒼龍開眼〜」は、侍娘を主人公にした“恋愛アドベンチャーRPG”。江戸を舞台にしたファンタジーRPG「白狼隊士記」や「白狼恋歌」の続編にあたる。主人公は「白狼恋歌」と同じく、江戸の治安維持部隊「白狼隊」に所属する女性剣士「山形鈴音」。プレイヤーは鈴音となり、京都の平和を守ることになる。
文花13年の春、「白狼隊」の一員として江戸の治安を守っていた鈴音は、ある日、隊長の「片桐実時」から、京都の治安維持部隊「蒼龍隊」への異動を命じられる。突然のことに驚きつつも、同じく江戸の治安維持部隊「黒虎隊」の隊士「月島徹平」とともに、京へと向かう。蒼龍隊は新設されたばかりで、メンバーは隊長「寺尾貴久」、副長「千堂和泉」、隊士「剣崎蘭」の三人だけ。しかも寺尾は気弱でイマイチ頼りにならず、千堂は大の女嫌い、剣崎はいつも寝てばかりと、鈴音は蒼龍隊の行く末に不安を感じずにはいられなかった。
しかし、心配ばかりしていても仕方がないと、鈴音は京都の現状を寺尾に確認してみる。寺尾によると、年のはじめから突如現れるようになった「蛇蛟(じゃこう)」と呼ばれる蛇の化け物に、京の人々は怯えているらしい。突然現れて人を襲うこの化け物による被害は、わかっているだけでも60件に上っていた。
蒼龍隊のメンバーは「なぜ、京都の町に蛇蛟が現れるようになったのか」「背後には何があるのか」を突き止めることにする。鍛冶屋の「兵治」、女医の「琴子」、茶屋の「芽依」など、町の人々に協力してもらいながら、鈴音たちはまず蛇蛟が最初に現れた場所を特定することから調査を開始する……。
敵との戦いは「特技」が肝。レベル上げはフィールドマップを活用しよう
ゲームの目的は、京の人々を襲う化け物「蛇蛟」を退治しながら、一連の事件の黒幕を突き止めること。ストーリーは章仕立てになっており、各章は登場キャラクタと会話をしながら物語を進めてゆく「アドベンチャーパート」と、蛇蛟や敵と戦う「RPGパート」とから構成される。
「アドベンチャーパート」では、京の町を移動しながらさまざまな人と会話を重ね、蛇蛟に関する情報を収集する。町のマップは「全体地図」「繁華街」「屯所内部」の三つに分かれ、繁華街には各キャラクタが持つ刀を精錬できる「鍛冶屋」や、回復アイテムを購入できる「診療所」がある。「屯所内部」では蒼龍隊のメンバーと会合を行い、全体地図内にある主人公の鈴音が暮らす「長屋」では、休憩して体力を回復することができる。
「アドベンチャーパート」で敵と接触すると、「RPGパート」に移行してバトルに突入する。戦闘システムはターン性のフロントビューバトルを採用。戦闘では、まず「戦う」「撤退」「自動」からコマンドを選択する。「戦う」では、敵との戦いに移る。攻撃方法は、通常の物理的な「攻撃」と、Tポイントを消費して発動する「特技」の2種類。特技は、味方を回復させるものやステータスを高められるもののほか、一撃必殺技や全体攻撃など、多岐に渡り、通常攻撃よりも威力の高いものが多い。Tポイントの消費を確認しながら、効果的に使いたい。
1章以降、町中のマップからフィールドマップへ移動できるようになる。フィールド画面上はランダムエンカウントバトルとなっており、敵と戦ってレベルを上げることができる。ストーリー上のイベントでの戦闘がつらくなってきたら、ここでキャラクタのレベルを上げてみよう。戦闘の難易度は「かなり簡単」から「修羅」までの9段階。特に「鬼」や「修羅」は非常に歯ごたえがある。