ソフトを開発しようと思った動機、背景
テレビは、送り手の意思に強制的に従わなければならないことがネックですが、ボーッと眺めていても、情報が飛び込んでくるというメリットがあります。対してインターネットは、ユーザの意思で情報の取捨選択を行えますが、ユーザが能動動作を行わない限り、情報が入ってきません。ニュースリーダといったものもありますが、基本的に「ニュースが一覧表示される」ものがほとんどで、ぼんやりと眺めるのには向いていません。最新ニュースをテロップ表示するニュースリーダならば、ある程度ぼんやり眺められますが、一度に表示される情報量が少ないという問題と、ニュースが切り替わっても気づかないといった問題があります。
そこで、ユーザが能動動作を行わなくても最新のニュースが得られ、ニュースの表示数を改善したニュースリーダを作ろうと思いました。ニュースの表示数については「必要な情報はユーザ自身が取捨選択するはず」という考えにもとづいて、画面上に複数の付箋をばら撒く方法を採用しました。
開発中に苦労した点
ニュース付箋の表示方法に苦労しました。どういう表示をすればよいか? 表示時間はどうするか? 色は? カーソルポイント時は? など、考えることはなかなか多かったですね。また、付箋表示時にCPUの負荷が非常に高くなる問題があったり、TwitterやTimelogなどへのポストの認証に苦労したりと、だいぶ四苦八苦させてもらいました。またアプリ名も、最初は「Skimming News」という味気ない名前だったのですが、いろいろ悩んだ末、ハッという感じで閃きました。
ユーザにお勧めする使い方
ネットサーフィン時や、簡単な作業中などのお供に。気になるニュースだと、自然と目に入ってきます。また、英語圏のニュースも取得できるようにしていますから、英語のリーディング力向上にも役立つと思います。
今後のバージョンアップ予定
ニュースの取得先や投稿APIの変更を受ける可能性がありますので、そのときは随時対応します。機能的にはこんなものかな、と思っていますが、TwitterやSNSなどとのおもしろい連携ネタを考えつけば、盛り込んでゆきたいです。
(kinokorori)