保持した文字列に対して定型処理を行えるクリップボード拡張ソフト。処理プログラムをユーザが作成することも可能。「ClipboardExtender」は、クリップボードに転送されたデータの履歴を保持し、再利用できるようにするクリップボード拡張ソフト。「コピー」や「切り取り」でクリップボードに転送された文字列を履歴一覧画面に保持し、一覧から選択して貼り付けられるほか、文字列に引用記号などを付加して貼り付けたり、パスを認識してファイル/フォルダを開いたりといった拡張機能も利用できる。
履歴一覧画面を呼び出すには、【Ctrl】キーと【Shift】キーを押しながら、さらに【V】キーを押す(履歴一覧画面から貼り付けを行うと、画面は自動的に消えるが、画面を消さずに貼り付けられるようにすることも可能)。履歴一覧画面上には検索用のテキストボックスが用意され、履歴内のテキストを検索できるようになっている。不透明度を指定して、画面を半透明表示にすることも可能だ。
履歴一覧画面にはメニューバーも用意されている。メニューからはクリップボードの内容(履歴一覧ではなく)のクリアや、履歴データの全文表示といった機能を利用できるほか、履歴データを加工するための拡張機能も利用できる。標準で提供される拡張機能では、
- 文字列に引用記号を付加して貼り付ける
- パスの中からディレクトリ名部分だけやファイル名部分だけを切り出して貼り付ける
- 文字列をGoogleで検索して、結果をブラウザで表示させる
- 文字列がパスの場合、該当するフォルダ/ファイルを開く
といった操作を行える。ユーザが独自の拡張機能(スクリプト)を作成して、利用することも可能だ。