「Clear MailChecker」は、POP3/APOPに対応したメールチェッカ。マルチアカウントにも対応し、最大5アカウントのメールチェックを行える。新着メールはポップアップで通知され、テキストを「受信メール一覧」でプレビューすることも可能。ポップアップウィンドウは“澄み切った青空”がイメージ”された、さわやかな配色。アカウントごとにポップアップウィンドウの色を替えることもできる。

大きな特徴は、迷惑メール対策機能が充実していること。迷惑メールフィルタを備え、迷惑メールと判定した受信メールを「（ポップアップに）表示しない」または「メールサーバから削除する」のいずれかの処理を自動実行できる（メールサーバから自動削除しても、ローカルには保存されるため、復元することは可能）。迷惑メールは、件名、本文、アドレス帳に加え、IPアドレスなどのヘッダ情報で判定され、

• 件名や本文に拒否ワードが含まれるメール
• 件名が半角文字のみのメール
• 迷惑メールによく使われる単語が多く含まれるメール（単語は自動学習される）
• 差出人が受信拒否リストにあるメール
• IPアドレスが指定した国からのメール
• 指定したエンコードで書かれたメール
• サーバ名が偽造されているメール

受信したメールは「受信メール一覧」で確認できる。「受信メール一覧」はアカウントごとに表示され、差出人、件名、受信日時でメールをソートすることが可能。さらに「サーバ内メール」「迷惑メール」「過去受信メール」で表示を切り替えることもできる。「受信メール一覧」では、迷惑メールに分類したり、差出人を「許可リスト」「拒否リスト」に追加したりすることも可能。許可されるはずのメールが誤って迷惑メールと判定されてしまった場合は、elm形式で保存することで、復元することができる。

もうひとつ迷惑なのが、いわゆるアダルト系のスパムメールだが、こちらへの対策も怠りない。そうした迷惑メールにはある種の単語（「出会い」とか）が頻出するが、「Clear MailChecker」では、迷惑メールに使われる単語を自動学習してくれる。この機能は現状、日本語に限られているが、ニーズがあるのは英語より日本語だと考えられるし、また英文スパムは別の機能でシャットアウトできそうだ。

メールチェッカとしての操作性は、オーソドックスな印象。メールチェッカを使ったことのある人ならば、すぐに使いはじめることができる。

開発中に苦労した点
組み立てたり、仕組みを考えたりするのが好きで、苦労しているというより、楽しんで開発してます。マニュアル作りなど、説明するのが苦手なので、苦労しています。

ユーザにお勧めする使い方
すべてのフィルタを有効にするのではなく、迷惑メールの種類によってフィルタ構成を設定することをお勧めします。ホームページにおすすめのフィルタ設定を載せていますので、一度訪問してみてください。

今後のバージョンアップ予定
機能追加やバグ修正のため、随時バージョンアップします。データベース最適化機能の付いたアップデート機能がありますので、お使いください。