ステージ上に咲いている花を取ってゴールを目指す、横視点の2Dパズルゲーム。ブロックを飛ばして足場を作り、独特なジャンプでステージ内を移動する。ステージ上に咲いている花を取って、ゴールまでたどり着こう
「花摘みサレリちゃん3」は、ブロックを飛ばしたり、ジャンプをしたりしながら、花を集めてまわる2Dパズルゲーム。通常ブロックに加え、上下移動ブロック、左右移動ブロック、シャッター、檻、ボム、3種類のカギと鉄の扉など、多数のギミックが登場。一種独特な雰囲気を持つ、手強いゲームだ。同梱のステージエディタで、オリジナルのステージを作ることもできる。
用意されたステージは「レッスンステージ」40面、「ビギナーステージ」40面、「ノーマルステージ」40面の計120面。「レッスンステージ」では、ゲームの基本操作から、登場する各ギミックの性質・使用法、解法のテクニックなどまでが懇切丁寧に説明され、説明を読みながら操作することで、一つひとつのテクニックを身につけられるようになっている。「ビギナーステージ」には、初心者向けの(初級から中級の)比較的簡単なステージが揃う。「ノーマルステージ」は、通常レベルのステージで、難易度は高い。
操作はキーボードで行う。【←】/【→】キーで主人公を左右に移動させ、【↑】キーでジャンプ。【↓】キーを押すと、その場で背後を振り向く。ジャンプはちょっと独特だ。ジャンプキーを押すと、その場で垂直に1ブロック分ジャンプしたのち、前方に1ブロック分移動する。そのため、ジャンプの際には主人公の向きが重要。スペースキーはギミックに対する操作。ギミックの真横に立ち、ギミックの方を向いてスペースキーを押すことで、さまざまな効果を発揮する。
ゲームのルールはシンプル。ステージ上に咲いている花を取り、ゴールの出口までたどり着ければステージクリア。ただし、ステージ上にはさまざまなギミックが配置され、正しい順番で適切に操作しないと、ゴールにはたどり着けない。プレイヤーの反射神経や操作テクニックが要求されるステージはなく、純粋なパズルゲームとなっている。
3種類のブロックを飛ばして動かし、ステージ内の移動の足がかりに
ギミックの中心となるのが各種のブロック。ブロックの高さを利用して、高いところに上る足場にしたり、上に乗ると移動するブロックを利用して、ステージ上を移動したりできる。すべてのブロックは、真横に立ってスペースキーを押すことで、水平に飛ばすことが可能。飛ばされたブロックは壁や花、鍵、出口などの障害物に当たると止まる。飛ばされた先が空中の場合は、その場で垂直に落下する。ブロック飛ばしは、ブロックの直前に壁などがあり、移動距離が0の場合でも成立する。この性質を利用すれば「壁際で空中に浮かんでいるブロックを真下に落とす」ことも可能だ。
ブロックには、水色で表面に何も描かれていない通常ブロックのほか、緑色で表面に黄色い矢印の描かれたブロックが存在する。上下方向の矢印が描かれたブロックは上下移動ブロック。上下移動ブロックの上に乗ると、主人公かブロックが障害物に当たるまで、ブロックが矢印の方向に移動する。停止後は矢印の向きが反転する。横向きの矢印が描かれたブロックは左右移動ブロック。上に乗ると矢印の方向にブロックが移動し、障害物に当たると停止して、矢印の向きが反転する。この2種類の移動ブロックを使って、ステージ上を空中移動することが可能だ(ブロックが落下するのは飛ばしたときだけで、上に乗って移動した場合は停止後も落下しない)。
右回りの矢印が描かれた「切り替えスイッチ」は、主人公が上に乗ることで作動し、画面内のすべての移動ブロックの矢印が右に90度回転する(つまり、上下移動と左右移動が切り替わる)。矢印の回転方向は決まっており、しかもそれぞれのスイッチは1回しか使えない(使用済みのスイッチは×となり、使用できなくなる)。使う手順を誤ると行き詰ってしまう。
性質の異なるギミックを正しい順番で操作して、ステージを攻略しよう
ギミックの中で要注意なのが球形の「ボム」だ。主人公やブロックに接触すると爆発・消滅する(つまり、ブロックを当てることで破壊できる)。主人公が直接ボムに接触するとゲームオーバー。移動するブロックの上に乗った状態でブロックがボムに接触した場合は、ボムとブロックは消滅し、主人公は無傷のまま残る。
亀裂の入った「壊せる壁」は、足場や飛ばしたブロックの移動を制御する障害物として利用することが可能。利用後は、真横に立ってスペースキーで壊せる。
主人公の行く手を塞ぐタイプのギミックも複数のものが用意されている。カギと鉄の扉は色違いで3種類あり、距離などに関係なく、主人公がカギを取った瞬間に同じ色の扉がすべて開く。扉はいったん開くと、元に戻せない。
シャッターはスイッチで操作することが可能。スイッチには開スイッチと閉スイッチとがあり、スイッチの上に主人公が乗ることでONとなる。乗り直してもOFFにすることはできない。シャッターには独自のユニークな性質がある。開いたシャッターの一部にブロックなどの障害物を置いておくと、閉めてもそこだけが開いた状態になる。これにより「シャッターを閉じたあとに、障害物をどかすことで通り道を作る」ことが可能だ。
檻は、画面上のスイッチをすべて押すことで開けられる。スイッチを押す順番は自由。スイッチは真横に立ってスペースキーで押す。開いた檻を再度閉じることはできない。
そのほか、同梱のステージエディタを利用して、オリジナルステージを作成することも可能(ただし、ステージエディタにはフルスクリーンモードがなく、ウィンドウモードでしかプレイできない)。