簡単・手軽にファイルの圧縮・解凍(展開)を行えるソフト。数多くのアーカイブ形式に対応する。「ALZip」は、エクスプローラ風のインタフェースを持つ圧縮・解凍ソフト。利用するのに外部DLLの導入は不要で、すぐに使いはじめることができる。広く利用されるZIP/LZH/CABといった形式をはじめ、実に40種類ものアーカイブ(書庫)形式に対応(圧縮に対応するのは8形式)。新バージョン「8」では、Windows 7に対応したほか、Unicodeへの対応、AES 256bit暗号化機能の追加、独自のアーカイブ形式「EGG」への対応などが行われた。
メイン画面は、エクスプローラ風の2ペイン構成。左ペインは「フォルダ」「フィルタ」「検索」を指定するエリア、右ペインはそれぞれに対応したファイルリストの表示エリアとなっている。アーカイブの新規作成や既存アーカイブの解凍、ファイルの追加・削除などの操作もメイン画面から行える。さらに、アーカイブ内のファイルを開いたり、リネームしたり、暗号化したりといった操作を行うことも可能だ。
アーカイブの新規作成では、アーカイブのファイル名や圧縮形式を指定できるほか、圧縮率、ソリッド圧縮(一度ファイルを無圧縮でアーカイブしてから圧縮する方法)の有無、ファイル分割の有無と分割サイズ、パスワードによる保護・暗号化、言語変換といった項目を設定できる。圧縮後に元ファイルを削除するオプションも用意されている。(作成したアーカイブを)圧縮完了後にメールに添付したり、エラーチェックをしたりすることも可能だ。
圧縮・解凍操作は、エクスプローラなどからのコンテキスト(右クリック)メニューやショートカットアイコンへのドラッグ&ドロップでも行える。ショートカットアイコンへのドロップ時の動作(圧縮形式や保存先の指定など)やコンテキストメニューに追加する項目は、ユーザが指定できるようになっている。
そのほかにも、
- 自己解凍アーカイブの作成
- アーカイブファイルへのコメントの付加
- 圧縮ファイルのエラーチェック
- 破損アーカイブの復旧(解凍できる部分だけ解凍)
などの機能を備えている。