最大100個のマスを四則演算の解で埋めてゆくことで、集中力や計算力の向上を図る学習支援ソフト。「ボックルくん」は、マスを使って集中力や計算力、計算速度のアップを目指すための学習支援ソフト。インド式九九として有名になった2桁の九九を行う問題や、速読練習として応用できる視野拡大練習も含まれる。成績データをランキングサイトに登録し、他のユーザと成績を競うことも可能だ。
使い方は簡単。計算部分以外は、基本的にマウスで操作する。メイン画面には、計算の内容別に「10ボックル計算」(10個のマスを使った計算。以下同様)、「25ボックル計算」「100ボックル計算」「2桁九九計算(1〜10段)」「2桁九九計算(11〜20段)」の各タブが用意されている。タブにはそのほかにも「速読練習」がある。
「10ボックル計算」は、10個のマスを使った“入門”的な問題。「ボックル練習」「10ます(たしざん)」「10ます(ひきざん)」の3種類が含まれる。「25ボックル計算」で利用できるのは、25マスの「たし算」「ひき算」「かけ算」「わり算」「あまり算」「2桁かけ算」。「100ボックル計算」では、25ボックル計算のすべての計算に「九九算」が追加される。「2桁九九計算」では、1の段から20の段まで、段を個別に指定してチャレンジすることが可能だ。
「速読練習」では「視野拡大(ランダム)」「視野拡大(固定)」を利用できる。(タブでは用意されていないが)メニューの「脳活ツール」では、「県名あてクイズ」を選択することも可能だ。
実際に使う際には、(1)タブとボタンでチャレンジする計算方法を選び、(2)開いた画面で「スタート準備」を実行して、(3)「スタートボタン」をクリックするか、【Enter】キーを押せば、問題が表示される。問題画面には、マスの一番上の行と一番左の列に数字が書かれ、ユーザは交点のマスに計算の答えを入力してゆく仕組み。問題は、左上のマスから右下のマスに向かってジグザグに進む。正しい答えが入力されるまで、次のマスに進むことはできない。すべてのマスへの解答が終了すると、正解率と解答に要した時間が表示されるようになっている。
計算終了後に、個別の問題ごとの解答時間と入力ミス回数を確認することも可能。よい成績が出たときは、「ランキング登録」機能で(作者の用意した)ランキングサイトに成績データを登録することもできる。