ほのぼのテイストの2D横スクロールシューティングゲーム。奥行きのある切り絵風の画面の中、犬型最新鋭戦闘機「ほういち」を操って敵と戦う。「ほういち」を操り、世界8ヵ国を旅して各国のキャラと戦おう
「ほういち世界漫遊記」は、犬の姿をした最新鋭戦闘機「ほういち」を操り、世界中を旅する横スクロールシューティングゲーム。敵キャラは、旅する各国の有名な産物やキャラクタをなどがデフォルメされたユニークなデザイン。老若男女を問わずに楽しめる。
ゲームの主人公は、ノートから飛び出した不思議なキャラ「ほういち」。見た目は、頭にプロペラを付け、尻尾の代わりに電球を生やした、ちょっと奇妙だが、かわいらしい犬だ。しかし、その正体は最新鋭犬型戦闘機。おしりからジェット噴射して空を飛び、星形ミサイルおよび3種類のショットを駆使して、敵と戦うことができる。「ほういち」の敵となるのは、やはりノートから飛び出し、世界の主要各国で大暴れしているキャラだ。
操作は、キーボードまたはゲームコントローラで行う。カーソルキーで「ほういち」を8方向に移動させ、装備された弾を【Z】キーで発射する。【X】キーでは、星型ミサイルを全方向に発射。シューティングゲームとしてはオーソドックスなスタイルだ。
パーツを取ることで攻撃方法を変えたり、スピードやパワーを強化したりできる
ゲーム開始時に「ほういち」が装備している武器は「バルカン砲」。【Z】キーを繰り返し押すことで連射できる(タイトル画面の「せってい」で連射をONにすると、【Z】キーの長押しで連射されるようになる)。画面に表示させることのできる弾数に制限はあるが(パワーアップして、弾数を増やすことも可能)、弾速は高い。弾は敵に当たると消滅する。敵の近くで発射すれば、次々と高速連射することが可能だ。
上空からパラシュートで落下してくる箱を破壊して、パーツを拾えば、武器を変更することも可能。パーツは表面の色と文字が5種類に変化し、取ったときの文字で異なる効果が発揮される。文字が「3」のときに取ると、「ほういち」の武器は、正面と斜め上、斜め下の3方向にショットを発射する「3WAYショット」になる。「D」は「ドリルミサイル」。画面上に表示させることのできる弾数はやや少なく、弾速も低めだが、あらゆるものを貫通しながらダメージを与え続ける。使いどころを選べば、非常に強力な武器になる。「V」を取ると再度バルカン砲に戻る。「バルカン砲」「3WAYショット」「ドリルミサイル」の三つが「ほういち」のメインウェポンとなる。
星型ミサイルを上手に使ってピンチから脱出したり、ショットが当たらない敵を倒したりしよう
「星型ミサイル」は、一般的なシューティングゲームのボムに相当する武器。全方向に飛び、敵弾を消しながら貫通するが、威力はあまり強くない(ボムとしての効果を期待すると、失望するかもしれない)。ただし、どんなものでも貫通する。固い防壁に囲まれた敵などに使うと効果絶大だ。ユニークなのは、パーツを取ることなく、ショットで破壊すると星型ミサイルを全方向に発射してくれること。パーツが必要ないときなどに利用するとよい。使いどころは難しいが、「ほういち」のおしりから噴射されている炎にも攻撃力がある。ただし、リーチが短く、炎以外の場所が敵に触れるとアウトになってしまう。
用意されたステージは全8面。世界漫遊の出発点はもちろん日本。富士山を真っ二つに割って姿を現した巨大なカタパルトから「ほういち」が出撃する。「ほういち世界漫遊記」には奥行きの概念がある。奥と手前に山や建物といった背景や大道具が表示され、真ん中に「ほういち」や敵、弾などが表示される。「ほういち」に対する当たり判定があるのは真ん中に表示されているものだけだ(手前の建物が攻撃してくることはある)。
ステージ1のボスは巨大な張子の犬。ボスとの戦闘では、画面中央に表示されるゲージでボスの残り耐久力を見ながら戦うことができる。ステージ2は中国。口から火の玉を吐き出す巨大な龍やキョンシーなどが敵として登場する。ボスは超巨大なパンダ。ステージ3はロシア。巨大な小熊のミーシャなどが敵として現れる。以降、ドイツ、ケニア、オーストラリア、ブラジル、アメリカとステージは続く。ステージとステージの合間にはステージマップが表示され、パーツをひとつ選んで装備を整えることができる。