歩数制限のある、ダンジョン探索タイプのRPG。軍訓練生の少女たちが、戦争生物兵器研究工場の地下8階からの脱出を図る。偶然迷い込んだ違法生物兵器生産工場からの大脱出劇
「ブルーバレット」は、近未来の日本──「自衛軍」と名前を変えた自衛隊が「軍隊」として認められている時代──を舞台にした3DダンジョンRPG。自衛軍137分隊に所属する士官候補生の「リオ」「タマオ」「トモコ」「リョウコ」の四人は、指導教官「リョウ」や「エノモト」教授とともに、鳥取県・青島の兵器工場を見学していた。
その工場は、国内で最もセキュリティが厳しい施設のひとつ。工場長の「スガワラ」からは「見学は外部のみ。工場内へは絶対に立ち入らないように」と念を押される。しかし、突然降り出した雨をしのぐため、リオたち一行は工場の中に避難する。そこでリョウの通信機が信号を受信。内容は、工場の地下8階に閉じ込められている「ミキ」からの救助要請だった。
不安に駆られながらも、ミキを保護するためにリオたちは地下8階へと向かう。手分けしてミキを捜していたリオの前に、いままさに化け物に襲われようとしているミキの姿が! リオはとっさに銃を撃つが、そのせいでさまざまなシステムが壊れ、一行は地上に戻れなくなってしまう。さらに、外の大雨とポンプの故障で、地下フロアは水没の危機に直面する。
ひとまずシェルタに避難した一行は、ミキから話を聞き出す。ミキは、エノモト教授の教え子「フジタ」の娘で、教授に宛てた手紙とキーホルダーを父親から預かっているとのこと。キーホルダーを見た教授は、それが対人工生命体の弾丸「ブルーバレット」であると気づく。どうやらこの工場では、人工的に誕生させた生物を戦争に利用する研究が行われているらしい。フジタは、違法である人工生命体の戦争利用を告発するため、ミキに手紙と弾丸を託したのだ。
しかし、いまはまず、工場からの脱出することが先決。リオたちは、人工生物兵器が跋扈する工場から抜け出すため、武器を手に探索へと乗り出す……。
行動順がカギを握るアクションタイムバトル。敵を倒すときは計画的に
ゲームの目的は、地下工場から脱出すること。3Dグラフィックで表現される工場内を歩き回りながら、上の階に続くエレベータを見つけることが当面の目標となる。工場内にはモンスターや人工生物兵器が徘徊しており、それらと戦ったり、逃げたりしながら探索を進めてゆく。ダンジョン探索には歩数制限があり、決められた歩数の中で目標を達成しなければならない。
モンスターとの戦闘はランダムエンカウント形式。キャラの行動順がアイコンで視覚的にわかるアクションタイムバトルシステムが採用されている。ゲーム画面左側に表示されるキャラアイコンが、戦闘での敵味方の行動順を示し、アイコンが最上部に来ると、そのキャラがアクションを起こせる仕組み。行動を実行すると、最上部のアイコンは下方に回り、二番目に位置していたキャラが先頭になる。アイコンで行動順を確認できることで、次の味方とコンボ技をつなげたり、敵の攻撃を防御したりといった戦略を立てられるようになっている。さらに、行動速度のパラメータを上げておくと、敵より早くアクションを起こせたり、より多くの攻撃をしたりすることも可能。戦闘時の行動順には常に気を配りたい。
戦闘中に使用できる攻撃コマンドは、「BLOW」「SWORD」「GUN」などの物理攻撃と、特殊技を使用する「SKILL」の2種類。物理攻撃は、剣や銃といった武器の使用が基本だが、タマオのように素手で戦う場合もある。剣や銃は複数種類を持つことができ、戦闘中に切り替えることも可能。物理攻撃でお勧めなのがコンボ攻撃。味方が直前に攻撃した敵と同じ敵を攻撃することで発動するもので、一時的に攻撃力と命中力が上昇する。発動条件を満たすと、攻撃時に敵を選択した際に「COMBO!」の文字が表示される。「COMBO!」が表示されたら、積極的にアタックしよう。
攻撃対象の敵を選択する際には、被ダメージ値と命中率が表示される。命中率が100%を超えている場合は「必ず命中する」ということ。命中率は低いがダメージの大きい攻撃と、確実に当たるがダメージの小さい攻撃とを、敵の残りHPを見ながら使い分けるとよい。
「SKILL」は、敵を状態異常にするなどの特殊攻撃。敵を行動不能にしたり、行動を遅らせたりするスキルもあれば、味方の攻撃力を高めるものもある。スキルには剣と銃があり、それぞれ攻撃力は装備中の武器に左右される。武器を装備していないと、スキルを使うことができないので要注意。なかには、使用する際にSP(スキルポイント)を消費しなければならないものもある。どのキャラも序盤はSPが少ない。消費SPが0のものを優先的に活用しよう。