ソフトを開発しようと思った動機、背景
家計簿ソフトで一番面倒なのはデータ入力です。お店のレシートを見ながら、一品一品データを打ち込んでゆくのは結構面倒ですし、時間もかかります。しかし、家計簿ソフトのいいところはその分析力にあり、一品一品データを打ち込むことで、分析もより詳しくできるようになります。そこで、スムーズにデータ入力できる家計簿ソフトを作ろうと思いました。開発中に苦労した点
データ入力の際のスムーズな流れをどう作るかということに苦心しました。つまり、目的の過去データをすばやく呼び出し、修正し、確定する──この流れをいかにスムーズに行うかです。また、マウスを極力使わず、キーボードだけで作業が済むようにし、さらに入力が簡単になるようにしました。
こうして工夫した結果、過去データを参照して、そのまま確定するだけならば【Tab】キー、【Enter】キー、カーソルキーを使って、数秒あれば1データを入力できるぐらいになりました。修正を加えるにしても、【Shift】キー+【Tab】キーで戻って修正し、【Tab】キーで進んで、最後は【Enter】キーで確定という風に、簡単に修正できます。
ユーザにお勧めする使い方
過去データを参照してのデータ入力は速いのですが、新規データの入力は科目の選択、金額の入力、メモ入力が必要になるため、面倒です。そんなときは、過去に似たような取引がなかったか考えて、それをうまく検索で呼び出して利用すると、少しは入力が楽になります。例えば、「大根」を入力するのが初めてであるとき、以前に入力したことのある「にんじん」で検索し、少し修正すれば、簡単にデータができます。
また、メイン画面での右クリック、「基本情報コピー」や「まるごとコピー」も活用してみてください。データ作成の手間が少し省けます。
それから、本ソフトに慣れてきたら、在庫管理機能も使ってみてください。それなりに値段のするものをまとめ買いしたときは、いったん前払金として処理しておき、使ったときに費用化することで在庫管理もできますし、家計分析にも役立ちます。
大きなものなどを買ったときや旅行に行ったときなどは、日記として残しておく機能もありますので、思い出として書き留めておくといいかもしれません。買い替え検討の参考にもなると思います。
そのほか、集計画面は表や折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフなど、たくさん用意してありますので、家計のいろいろな分析に役立ててください。
今後のバージョンアップ予定
自分本位で作ったソフトなので、ほかの方から見れば気になる点は多々あると思います。ご意見をいただければ検討し、改善していきたいと思っています。
(小犬のワルツ)