ソフトを開発しようと思った動機、背景
パソコンでいろいろなコンテンツを視聴する機会が増えてきていますが、その音量に関しては大きいものから小さいものまであり、そのたびにボリュームを操作しているのが面倒に感じていました。そこでボリューム操作を自動でできないものかと思い、「GoVolume」を作成しようと思いました。開発中に苦労した点
「一定の音量で聞こえるようにする」というのは、発想的には簡単ですが、実現は難しいものがありました。刻々と瞬間的に変動する音声出力に対して、設定したラインの音量を超えないように機敏に対応しつつ、音ゆれせずに安定して聞こえるようにすることを目標にしていますが、この二者の相反する要求に対してバランスを取るのが難しかったです。「GoVolume」に関連する数学的なことや数値計算アルゴリズム、人と音に関することなどを調査して、「GoVolume」の実装仕様に組み入れることで、現在の「GoVolume」にたどり着きました。
ユーザにお勧めする使い方
「ヘッドホン」や「夜間」「通常」など、場面に応じて、いくつか好みの音量の設定しておくと、クリックひとつでボリューム調整ができます。このときメディアプレイヤーなどの音源のソフトから「どれだけの音が出ているか」は、ほとんど気にする必要がありません。いろいろなコンテンツを視聴しているときでも、その元の音量をほとんど気にすることなく、一定の音量で視聴することができます。
常駐ソフトとしてタスクトレイに格納するのが基本ですが、通常時画面は昔のオーディオ機器の表示(特にスペアナ)を意識した感じにしています。デスクトップの隅にでも置いておくと、音楽などに合わせて画面が動く様子を楽しめるかもしれません。
今後のバージョンアップ予定
現在のところ、Windows 7/Vistaでは動作未対応となっていますので、今後はWindows 7/Vistaでの動作対応と、7/Vista固有の機能に対応した「GoVolume」を目指したいと思います。
(さくら電算)