ベクターパスポートとは?
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「BatchPrint! More」は、複数画像の一括印刷と複数台のプリンタによる同時印刷に対応した印刷用ユーティリティ。出力先には、LANで共有された複数台のプリンタを指定することが可能で、複数台のプリンタを指定した場合は、各プリンタに同じ内容の印刷ジョブが一括送信される。印刷可能な画像形式はBMP/JPEG/PCX/PNG/TIFF。TIFFではG4(MMR)圧縮やマルチページ形式のファイルにも対応する。作者・LNSOFT(エルエヌソフト)さんのソフトに共通したオーディオコンポ風の画面デザインが印象的。
印刷画像の指定は、メイン画面にファイル/フォルダをドラッグ&ドロップすることで行える。フォルダの場合は、サブフォルダを含むすべての画像ファイルが印刷対象となる。印刷対象として指定した画像は、実行前にファイル名で並べ替えることも可能だ。
印刷時にオプションとして指定できるのは、
ヘッダ/フッダには、ユーザの指定した任意の文字列を印字できるほか、専用のタグを利用して、パス/ファイル名、ページ番号、総ページ数、現在の日付や時刻などを印字することも可能。ヘッダ/フッダのフォントの種類やサイズも変更できる。
まず、TIFF対応がビジネス用途を思わせる点で、例えば建築や製造などの分野では、図面データはTIFFでやり取りされることが多い。また、不動産登記などを電子申請する場合、TIFFの図面データの圧縮形式はG4を用いるといった決まりがある。複数台のプリンタでの同時出力機能も「連絡事項などを各部署に設置されたプリンタに出力して、通達する」など、企業内LANでの使用が想定されたものだろう。
ソフトの中心的な機能である「複数画像の一括印刷」は、ビジネス/個人に関係なく、非常に使い勝手がよい。フォルダごとドラッグ&ドロップすれば、サブフォルダを含めたすべての画像が印刷対象として登録される(画像ファイル以外は登録されない)。つまり、たくさんのフォルダで何階層にも分かれていたり、画像以外の余分なファイルが混在したりする場合でも、親フォルダをドラッグ&ドロップするだけで、画像だけをあますことなく印刷できる。これでプリント以外の用途(PDFへの出力やFAX送信など)にも対応すれば、利用シーンはさらに広がるのではないだろうか。
また、社内ネットワーク(LAN)でプリンタが共有されていれば、同じ画像(文書や図面)を各部署のプリンタへ一括送信して通達(出力)をかけるような使い方もできます。