デジカメ写真のExif情報を利用して、ファイルの振り分け・整理を行えるソフト。自動連番生成機能なども備える。「仕分ちゃん」は、あらかじめユーザが指定したルールに従い、ファイルのコピー/移動やリネームを行ってくれるソフト。デスクトップやコンテキスト(右クリック)メニューの「送る」にショートカットを作成しておけば、デスクトップアイコンへのドラッグ&ドロップや「送る」から実行するだけで、ファイルの振り分けやリネームを行える。
仕分けルールの指定などは、起動後に表示される設定画面で行う。設定画面には「ファイル名」「変換操作」「ショートカット」の各タブがあり、「ショートカット」ではその名の通り、デスクトップや「送る」、スタートメニューに「仕分ちゃん」のショートカットを作成できる。
詳細な振り分けルールの指定は「ファイル名」「変換操作」で行う。「ファイル名」には、
- フォルダの作成とファイルの移動を行う
- ファイル名の変換を行う
の両項目が用意され、どちらか一方だけ実行することも、両方を実行することも可能。ファイルの移動では、単に移動先のフォルダを指定できるだけでなく、パスに「変数」を記述することで、自動的にフォルダが作成され、振り分けが行われる仕組み。初期設定は「C:\images\<yyyy>年<mm>月」で、C:\images以下に年月ごとのサブフォルダが作成され、ファイルの情報をもとに各フォルダに移動(またはコピー)される。ファイル名の変換でも変数を指定して、「年月日+連番」形式でのリネームを行うことが可能。連番の開始番号や最低の桁数も指定できる。
さらに、仕分けにデジカメ写真のExif情報を利用するかどうかを選択することも可能だ。
「変換操作」では、サブフォルダ内のファイルも仕分け対象に含めるかどうかを指定できるほか、仕分け対象を拡張子でフィルタリングすることも可能。「仕分け前後でフォルダが異なる場合は、元のファイルを残す」「空になったフォルダは削除する」を指定することもできる。
リネームやフォルダの作成に使用できる変数は、元のファイル名、拡張子、連番、年(西暦/和暦ともに可)、元号、月、日、曜日、時刻など。さらに、Exifデータ用の変数として、画像の縦/横サイズ(ともpixel)、デジカメのメーカー名、デジカメの機種名を使用することも可能だ。