「ファイルマネージャ枠」「アウトプット枠」などの新機能が追加され、さらに使いやすくなった「秀丸エディタ」の新バージョン。「秀丸エディタ」は、大規模ファイルの編集や多言語対応といった高い基本性能に加え、強力な検索やマクロなどの多彩な機能を備えた“定番”テキストエディタ。約2年半ぶりのメジャーバージョンアップでは「ファイルマネージャ枠」「アウトプット枠」のほかにも、「ブックマーク」「TSVモード/CSVモード」や「複数行の検索」機能など、数多くの機能追加・強化が行われた。
新機能のひとつ「ファイルマネージャ枠」は、「秀丸エディタ」のウィンドウ内にフォルダツリーやファイル一覧などを表示するもの。「フォルダ」「ファイル一覧」のほかにも「フォルダ+ファイル一覧」「ヒストリ」「ウィンドウ一覧」「ブックマーク」「プロジェクト」の各モードを利用できる。
「ヒストリ」には「秀丸エディタ」が記憶している履歴が、また「ウィンドウ一覧」には、開かれている「秀丸エディタ」のウィンドウの一覧が表示される。「ブックマーク」は、よく使うフォルダ/ファイルにアクセスしやすくするもの。グループ化および階層管理も可能だ。「プロジェクト」では、別途用意するプロジェクトに記述したファイルが表示される。「フォルダ」以外のモードでは、いずれもリスト中のファイルをダブルクリックすることで、ファイルを開けるようになっている。
「アウトプット枠」は、「Grepの実行」や「プログラム実行」の結果を画面下部に表示する機能。アウトプット枠に表示されたGrep結果からも(従来通りに)タグジャンプを行える。「ブックマーク」は、「ファイルマネージャ枠」への表示のほか、メニューバーからの操作も行える。
「TSVモード/CSVモード」は、タブ区切りテキストやカンマ区切りテキストを、表計算ソフトのように行・列を揃えて表示するもの。ルーラも専用の形式に変わり、列単位の選択やソートを行えるようになる。ガイドラインを表示させることで、外観を表計算ソフトのようにすることも可能だ。
そのほかにも、
- 複数行の検索
- 内容比較のカラー化
- 世代バックアップ
- ファイルの一部分だけの読み込み
- タブデザインのカスタマイズ
など、数多くの機能が追加された。