LEDディスプレイのような、独特な画像を簡単に作れるユニークなソフト。ひと昔前までLEDといえば、単色/2色の電光掲示板というイメージだったが、近年では競馬やスポーツ競技などでフルカラーのダイナミックなLEDスクリーンを見られるようになった。LEDのドットによる表示は、液晶などに比べて解像度が低く“粗い”感じがするものだが、独特な風合いがあり、使い方次第では美しい絵作りもできる。
電球本体の色やフレア、電球の隙間などは、非常に細かい調整を行える。単色/2色のLED風画像も作れる。例えば、高速道路で見られるような電飾の「文字」を作りたければ、グラフィックソフトなどで、テキストを画像として保存しておけばよい。
LEDによるドット表示という処理方法の特性により、変換後の画像サイズは元画像よりも大きくなる。電球同士の隙間を作るとさらに大きくなるので、注意が必要だ。
動画ファイルの変換には対応しないが、フォルダ内一括変換を応用すれば、例えば動画を1フレームずつ静止画像(連番)で変換保存し、変換後のファイルを結合することで、擬似的に電光掲示板風の動画を作ることも可能だ。
(坂下 凡平)