「水を流して、ダンボール箱に入った子猫を救出する」という設定のアクションパズルゲーム。子猫の入った箱を、水を流すことで動かしてゴールの土管まで運ぶ
「ウォーターフォール探索モデル」は、マンホールの底に落ちてしまった子猫を、少しずつ水を流すことでゴールの土管まで運び、救出することが目的のアクションパズルゲーム。画面をマウスでクリックするだけと操作は簡単だが、難易度は高い。閃きや操作テクニックのうまさよりも、むしろ根気と粘りが重要だ。
問題の子猫は、ミカン箱に入れられた状態の捨て猫。昨晩降った「今年一番の記録的豪雨」で箱が流されてしまった。何とかして救出したいが、猫を捨てた幼い少女には、マンホールの中に入って助け出すのは無理。困り果てる少女の前に現れたのが、町外れの怪しい病院に住む博士。博士のアドバイスによってマンホールの中に水を流し、子猫の入った箱をすぐそばの川原まで押し流して拾い上げることになった……。
プレイヤーの操作は、画面の好きな場所をマウスで左クリックするだけ。画面をクリックすると、その場所から水が流れ出し、捨て猫の入った箱をゆっくりと動かす。この操作を繰り返すことで、ゴールの土管まで誘導することができれば、ステージクリアとなる。
水の使い過ぎによる水不足と、箱の操作ミスによるOBに注意
一度マウスでクリックした場所からは、その後も少しずつ水が流れ続ける。そのため、変な場所をクリックしてしまうと、時として箱を正しい方向に誘導する妨げになることもある。使用できる水の量にも限りがある。水の無駄遣いは禁物だ。各ステージの背後に表示されている水をすべて使い切ると水不足となり、クリア失敗となる(ただし、何回失敗してもペナルティはなく、ゲームオーバーにもならないようだ)。
連続して画面をクリックすることで、ある程度まで箱の動きを加速させることも可能。坂の上などに箱を押し上げたり、少しだけ離れた位置に箱を落下させたりしたい場合などには重要なテクニックだ。一方、坂を下らせるときなどにはあまり画面をクリックせず、少しずつ湧き出る水を利用して、ゆっくりと自然に下らせた方がコントロールしやすい。
箱が足場などから落ちて画面の外に出てしまうとOBとなり、水不足と同様、そのステージの最初からやり直しになる。下に落ちるだけでなく、画面の左右や上からはみ出してもアウトだ。
スイッチ、ケージ、氷など、特殊な性質を持つアイテムも登場
子猫の入った箱が、土管とある程度重なるところまでたどり着くと、渦が発生して箱が土管に吸い込まれ、次のステージに移動する。用意されたステージは全34面。オープニング画面を右クリックすることで、クリア済みのステージに限り、10ステージ単位でステージセレクトを行えるようになっている。
ステージによっては、特殊な仕掛けやアイテムなども登場する。最初に登場する仕掛けはスイッチ。スイッチを押すことで、足場の状態を変化させることができる。赤い正方形のケージのようなものも重要なアイテムだ。子猫の入った箱は通常、足場から高く浮かすことはできないが、ケージの周囲では、床から持ち上げてケージの上まで上げられる。この性質を利用して、箱を足場より高い位置に運ぶことが可能。ただし、このケージ自身も浮かんで動きやすく、コントロールするのは難しい。
非常に強力で、かつ使いこなすのが難しいのが氷だ。氷のそばで画面をクリックすると、流れ出た水が一定時間凍りつく。さらに凍った水のそばで画面をクリックすることで、次々と氷を繋げていくことが可能。凍った状態は短時間しか持続しないが、上手に利用すれば、箱を自由自在に移動させることができる。