難易度の高いサードパーソンシューティングゲーム(TPS:Third Person Shooting Game)。鏡殻シールドをうまく使って敵の攻撃を返したり、シールドを相殺したりしながら、敵機を全滅させるのが目的。高速移動や滑空が可能な機体を操って戦うTPS
「シャイニング ブラッド」は、鈍い光に包まれた、幻想的な赤と黒の世界の中で敵と戦う高速ロボットシューティングゲーム。プレイヤーは、汎用型、重装甲型などの機体を使用し、乗り換えながら敵兵器を全滅させてゆく。エナジー結晶の位置を把握しながらブーストダッシュしたり、スペシャル攻撃を発動したり、敵を集めて連鎖爆発させたりして、敵を一気に撃破しよう。
操作はキーボードとマウスとを併用するか、またはXbox 360ゲームパッド(バイブレーション機能にも対応)で行う。機体の操作は、【W】/【S】/【A】/【D】キーで機体の向きを変えることなく、前後左右へ移動させることが可能。マウスの動きで、機首の向きを上下左右に立体的に変更できる。スペースキーはジャンプ。使用する機体によっては、そのままスペースキーを押し続けることで、滑空させることも可能だ。
攻撃は、画面中央に表示される白い十字の照準を敵に合わせ、マウスの左クリックでメイン攻撃、左クリック長押しでホーミング攻撃となる。ソードが装備された機体では、敵と近接して攻撃を行うと、自動的にソードによる攻撃に切り替わる。ソード攻撃は、敵のシールドを貫通する強力なものだ。
右クリックで自機の周囲にシールドを(短時間)展開させることも可能。オプションで「AUTO SHIELD」をONにしておく(デフォルト)と、ダメージを受けた際に自動でシールドが展開される(敵の攻撃の最初の一発はもろにダメージを受ける)。
マウスホイールを前転させてエナジーチャージし、スペシャル攻撃を発動することも可能。ただし、スペシャル攻撃は威力がある代わりに、エナジーをすべて使い切ってしまうのが難点。マウスホイールを後転させるとブーストがたまり、前方にブーストダッシュで高速移動できる。
使う機体とメイン武器で、戦闘方法や難易度が大きく変わってくる
開始時にプレイヤーが選択できる機体は「DUENDE STANDARD」「DUENDE ARMORED」「PHENOL」の3種類。汎用機「DUENDE STANDARD」は、脚部に生体部品が多用された高機動型。動きが速く、滑空も可能。エナジー容量や装甲値は標準的で、慣れると使いやすい。メイン攻撃としてニードルガン、近接攻撃としてソード、防御にシールド、ホーミング攻撃としてハイスピードミサイル、スペシャル攻撃としてビームキャノンを装備する。
重装甲型の「DUENDE ARMORED」は、火力と装甲値が高い機体。その代わり移動は遅く、滑空もできない。メイン攻撃はレイショット。ソードとシールドを備え、ホーミング攻撃としてミニミサイルとマルチミサイル、スペシャル攻撃として炎の球を発射するブレーズを装備する。
重装甲タンク型の「PHENOL」は、移動が極端に遅い代わりに装甲が厚く、やられにくい。移動方法が特殊で、移動キーを押すと氷の上を滑るように前方に滑走し続ける。移動方向はマウスでコントロールできるが、思い通りに停止させるのは難しい。ブーストダッシュやスペシャル攻撃、ジャンプ機能もなく、他の機体とは操作性が大きく異なる。近接攻撃用のソードもなく、敵に接近してまとわりつかれると、有効な対処ができないのも辛い。メイン攻撃はレイショット。シールドとブラックショット(ホーミング攻撃だが、ホーミングはしない)も備える。
各機体のメインウェポンは、出撃前に変更することが可能。変更可能な武器の中には使用制限を解除するために、敵を破壊したときに出現する「RED ORE」が必要なものも多数ある。
鏡殻シールドの敵にはシールドブレイクで対抗
敵味方ともに使用するシールドは「鏡殻シールド」と呼ばれ、展開中は敵の攻撃を完全に防ぎ、さらに誘導攻撃を攻撃者に返す効果がある。敵が鏡殻シールドを展開しているときに誘導攻撃を行うと、戻ってくるので注意が必要。鏡殻シールドを張った敵に対抗するには、敵に接近してこちらもシールドを展開し、シールド同士を干渉させて使えなくする「シールドブレイク」というテクニックを使うとよい。シールドブレイク後、双方ともにしばらくの間、シールドが使えなくなる。
フィールド上にある黒い結晶に触れると「ギャザフェロモン」が発動し、敵を集められる。集まったところで連鎖爆発を利用すれば、一気に撃破することが可能だ。赤い結晶に触れると、エナジーをチャージすることが可能。エナジーが切れると攻撃、高速移動ともにできなくなる。結晶には、触れると消滅するものと、何度でもエナジーチャージできるものとの2種類がある。
ゲームはステージ制。各ステージはいくつかのサブステージで構成される。フィールド上の敵を全滅させるとゲートが開き、次のサブステージへと移動できる仕組み。各ステージの最後には巨大なボスが登場し、ボスを倒すとステージクリアとなって、次のステージにチャレンジできる。コンティニューはステージ単位のため、ボスを撃破しない限りは、やられたステージの最初のサブステージからのやり直しとなる。
第1ステージでは、出撃時に選択できる機体は1種類のみ。機体の装甲値がゼロとなり、破壊されるとそこで終了。第2ステージでは、使用する機体のほかに僚機をひとつ選ぶことができる。僚機は自動操縦で活動し、敵との戦闘を行う。僚機を使えるステージでは、味方機が全滅するまでゲームオーバーとはならない。プレイヤー機が破壊されてしまった場合は、自動的にその時点で無事な僚機がプレイヤー機へと切り替わり、戦闘を継続できる。