パソコンの画面をキャプチャし、動画ファイルとして保存できるソフト。「Bandicam」は、ゲームプレイ中の画面や動画再生中のプレイヤーの画面を取り込み、動画ファイルとして保存できる高機能ビデオキャプチャソフト。画面のキャプチャと同時に、再生される音声を取り込むことも可能。音声付きの動画ファイルを簡単に作成できる。さらに、DirectX/OpenGLアプリケーションのキャプチャにも対応する(「DirectX/OpenGL」モード)。比較的スペックの低いパソコンでも軽快に動作する。
使い方は簡単。まず、キャプチャする領域を指定し、次に保存形式やファイル名を指定すればよい。あとは、キャプチャしたいゲームを起動したり、動画を再生したりして、キャプチャを開始する。これだけで、ゲームのプレイ画像や動画の再生内容を動画ファイルとして保存できる。キャプチャの対象は、デスクトップ上の任意の矩形領域を指定することが可能(「指定した枠内」モード)。複数のウィンドウからなるアプリケーションでも、ひとつの動画としてキャプチャできる。
DirectX/OpenGL画面のキャプチャモードもある。ゲームソフトには、リアルタイム性を上げるためWindows標準のGDIではなく、DirectXを使用して画面描画を行うものがあるが、これらは一般的なキャプチャソフトでは取り込めない。しかし、「Bandicam」の「DirectX/OpenGL」モードを使えば、リアルタイムゲームの画面も動画として取り込むいことが可能。3Dゲームなどで使用される「OpenGL」画面も取り込める。
キャプチャした動画は、MotionJPEGまたはMPEG-1形式で保存することが可能。フレーム単位で切り出せるMotionJPEGを使えば、ゲームプレイ画面の特定の1フレームだけを取り出すことも可能。MotionJPEG/MPEG-1いずれの場合も圧縮率(画質)を指定できる。MPEG-1ではVBR出力にも対応する。サイズやフレームレート、形式(コーデック)などのパラメータは、ユーザが手動で設定できるほか、ニコニコ動画やYouTubeなどの動画共有サイト用に最適化されたプリセットパラメータも利用できるようになっている。
(キャプチャする画面サイズに対して)保存時の画面サイズを異なるものにするリアルタイム縮小キャプチャも可能。特にキャプチャする領域が大きい場合には、高いフレームレートでのキャプチャが難しいが、縮小機能と組み合わせれば、より高いフレームレートでキャプチャすることができる。
そのほかにも、
- キャプチャ開始/終了のショートカットキー定義
- 静止画キャプチャ
- 静止画連続キャプチャ
などの機能を搭載する。