恐怖の施設から無事、主人公を脱出させることが目的のアクションRPG。主人公が巻き込まれた理由も含め、すべてが謎。サスペンスタッチのアクションRPG
「くえみのち」は、ひとつのミスがたちまち死を招く、デストラップだらけの施設から主人公を脱出させるアクションRPG。主人公が目を覚ましたのは、見知らぬ不可解な白い部屋の中。部屋の中には棚と丸テーブルなどの僅かな家具のほか、片隅には檻が設置されている。檻の中にはパニックを起こし、訳のわからないことを口走る男が閉じ込められていた。どう考えてもまともな施設ではない。このままでは、わが身も危険にさらされそうだ。何とかして脱出を図らなくては……。
ゲームフィールドはクォータービュー。操作はキーボードまたはゲームパッドで行う。カーソルキーで東西南北に自キャラを移動させ、【Z】キーで目の前のオブジェクトを調べたり、人物に話しかけたりできる。扉を開く際にも【Z】キーを使用する。【Ctrl】キーとカーソルキーを同時に押すとダッシュ。自キャラを通常よりも速く移動させることができる。
プレイヤーのアクションで引き起こされる変化を見落とさないように
【A】/【S】キーは視点移動。視点を4方向に切り替えられる。棚やコンソール、階段など、角度が悪くてよく見えない場合には、視点を移動させて、見やすくすることができる。
【X】キーを押すと画面左上にメニューが表示される。メニューの項目はアイテム、銃器、装備、スキル、ステータス、ホットキー、仲間、地図、システム。武器を入手したらすぐに使えるよう、ホットキーに登録しておくとよい。仲間ができた際には、【D】キーを押すことで、操作対象を切り替えることができる。
ゲームは最初、小さなひとつの部屋の中からはじまる。まずは、この部屋の中で試行錯誤しながら手がかりを探し、他の部屋に行くための通路を開くことが目的となる。「くえみのち」は、推理力や洞察力などによって扉を見つけ出すタイプのゲームではなく、主人公が行った“ちょっとした行動”によってフラグが立って状況が変化し、次のステップへのルートが開けるといったタイプのゲームとなっている。何はともあれ、いろいろと試行錯誤してみることが重要だ。
後半はワープゾーンありの迷路を次々と攻略するパズルゲームに
ゲーム内での主人公の死亡率はかなり高く、思いがけないところで──特に危険とは思えないような行動により──あっさりと死んでしまうことも多い。セーブは小まめに行う必要がある。セーブは、主人公が最初に意識を取り戻した部屋の中央にある丸テーブルに向かって【Z】キーを押し、表示されたメニューを使って行う。セーブポイントは、シナリオが進むと他の場所にも登場するが、それまではこのテーブルが唯一のセーブポイントとなる。何かシナリオに進展があった場合は、直ちに部屋まで戻ってセーブするようにした方がよい。
ゲーム後半は、立体的に構成されたマップ上を移動してその謎を解く、迷路走破タイプのパズルゲームとなる。5種類の迷路パズルを解くことで、次の場所に移動するルートが開く。途中、隠されたワープゾーンなどもある、なかなか手強いパズルだ。